安心・安全、超快適! ここがスゴいぞ、“進化系”バイク最新モデル【遊べるバイク大特集】
バイクの進化は目覚ましく、新型車には安全性や実用性、快適性を高める機能やシステムが多数搭載されている。ここではモータージャーナリストの青木タカオさんが、注目の機構を備えたオススメのモデルを紹介! バイクの電子制御システムは急速に進化しており、フューエルインジェクション化に始まり、ABSやトラクションコントロールなど、かつては部分的に機能していたものが、現在は車体全体で統括的に制御されている。 バイクは人間の五感に頼るからこそ楽しい。操る醍醐味が損なわれてしまわないのか? そんな声を耳にするが、電子制御技術はライダーのミスをリカバリーし、リスク回避はもちろん快適性を飛躍的に向上させ、さらなる楽しみをもたらす。 オートクルーズコントロールは昔から存在したが、レーダーを搭載する最新式ではクルマのそれと同様に、前走車との車間距離を検知、自動で加減速を行うまでに進化している。さらには停止時に車高を下げて足つき性を高めるアダプティブ・ビークル・ハイト・コントロールなども登場。足つき性の問題などからビッグアドベンチャーを諦めていた人にとっては朗報だ。 クラッチレバー操作をなくしたEクラッチは、操作の負担を軽減するだけでなく、体重移動やステップワークなどに集中できる。どんなに電子デバイスが進化しようとも、バイクを操るエキサイティングさは何も変わらず、ライダーの安全性や快適性を高めてくれているのだ。
■冒険バイクの王様も最新の電子制御を満載!
BMW 「R 1300 GS」(287万4000円~) 車高調整機能によって、停車時はシート高が820mmまで下がるため足つき性に不安なし。通常走行時にはサスペンションのストロークが戻り、持ち前の快適性を発揮する。R 1300 GS アドベンチャーには、自動でシフトチェンジするASAもオプション設定。コチラも注目ですよ!
■足が届かないという不安を見事に解消
25km/h以下になると約1.5秒で車高を落とし、停車時には地面にしっかりと足が届く。50km/hを超えると約3秒でサスが伸びるアダプティブ・ビークル・ハイト・コントロールは画期的。