花・書・茶で開業祝う 北陸新幹線小松駅周辺で記念展スタート
北陸新幹線小松駅開業記念展(同実行委員会、北國新聞社主催)は19日、駅周辺で開幕した。小松市観光交流センター「Komatsu九(コマツナイン)」で生け花の展示、県小松市團十郎芸術劇場うららで書の展示と茶席が繰り広げられ、地元の華道家、書道家、茶人が分野を超えて開業の節目を彩った。 華道家20人が祝賀ムードあふれる生け花を飾ったコマツナインでは開場式が行われ、出品者を代表して小松地区華道連合会の飯田真寿会長が「これからも、ともに力を合わせて小松文化を支えたい」とあいさつ。福村章県議が「庶民文化は金沢よりも小松の方が実力はある」と祝辞を贈った。 うららには書道家20人の作品が並び、同じ会場に茶席が設けられ、表千家小松松晴会の社中12人が来場者をもてなした。 20日まで午前10時~午後5時に開催し、茶席は同4時まで(菓子がなくなり次第終了)。書の展示は入場料200円、茶席とのセット料金は700円、生け花は入場無料となる。 同連合会、市書道協会、裏千家小松茶道会、表千家小松松晴会などでつくる実行委が主催し、県、小松市、市教委、テレビ金沢、エフエム石川、ラジオこまつが後援。小松美術作家協会、コマツ、中部特機産業、任田リース、丸栄産業が協賛した。出品者は次の皆さん(五十音順)。 ▽華道 芦辺松寿、飯田真寿、生駒紅雲、大島祥頌、大浜啓萠、奥田理和、河畠秀花、河村清佳、酒井百合子、竹川一聖、手塚理香、中川華紅、中惣恭苑、能口野楓、林玲香、本田新夆、前出理榮、宮川明翠、矢田精敬、山崎理惠 ▽書道 石田祥紅、糸尾雪光、井上麗鶴、上原和美、桶谷美峰、北野殊勝、北本菊江、新保寛石、髙山寂光、瀧露風、西田白峰、野村紫薫、牧野峰子、宮前清蘭、宮本百玲、村中黄葉、山出渓雨、山本真須美、山本綾月、吉田和代 ▽茶道 岩谷宗久、大田宗理、上出宗智、河原宗和、大家宗敬、村本宗由、矢吹佳子