レッドサラマンダーは輪島市に…『能登半島地震』東海3県でも支援の動き 名古屋市は七尾市を“まるごと支援”へ
岡崎市消防本部に配備されている全地形対応車両「レッドサラマンダー」は、1月4日時点では輪島市に配置されています。
名古屋市消防局の隊員も輪島市内で活動しています。生存率が下がるとされる発生から72時間を迎える中、安否不明の人たちの捜索にあたっています。
医療関係者も被災地に向かっています。名古屋市昭和区の八事日赤病院からは、災害派遣医療チーム=DMATなど計11人が現地入りしました。
4日朝、三重県の伊勢赤十字病院からも医師や看護師らが出発しました。 伊勢赤十字病院の医師: 「地域の方の医療だけじゃなくて健康面や心のケアのサポートをしたい。医療人として、その場その場でできることをしたいと考えております」 今、被災地で特に深刻なのが、断水による「水不足」です。名古屋市からは七尾市や輪島市に向けて、3トンと4トンの給水タンク車2台が出動しています。
岐阜市の給水車は、羽咋(はくい)市で活動を始めています。 岐阜市下水道事業部の担当者: 「避難所では皆さん水に大変困っていると思いますので、たくさんの水を皆さんにお配りできるように」 一刻も早い救助や物資の支援が求められていますが、復興に向けた長い支援も必要となります。
河村名古屋市長: 「馳石川県知事にも電話しまして、『(東日本大震災後)名古屋市は陸前高田市での実績があるから、(支援を)まずは七尾市を担当してほしい』と。これは精一杯やりますけど、『そうじゃないところでも、村とか町を応援してほしい』と」 東日本大震災のあと、名古屋市は岩手県の陸前高田市に対して、医療・福祉サービスや水道などの復旧、町の復興計画の作成まで市役所の機能全体を支援しました。
今回は七尾市に対して、同じような「まるごと支援」をする方針を決め、すでに3人の職員を派遣してニーズの調査などを進めています。