大阪桐蔭が独自大会3回戦、七回コールド勝ち 1番・池田が2戦連発、打線引っ張る
高校野球の大阪独自大会は3日、大阪府豊中市の豊中ローズ球場などで3回戦があり、2020年甲子園高校野球交流試合に出場する大阪桐蔭は1番・池田陵真(2年)が2試合連続本塁打を放つなどで高槻に9―0で七回コールド勝ちした。 2度先頭打者で、チームを勢い付かせた。一回は直球に「バットの少し先だった」と感じながらも左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、4点先取につなげた。二回は直球を引っ張って今度は左翼フェンスを越えた。「結果も出て、いい感覚でできている」と納得顔だ。 新型コロナウイルスの影響で4月上旬から約1カ月間、自宅に戻った際、寮生活では禁止されているインターネットで、野球の動画を見た。参考にしたのはOBでもある森友哉(西武)。「積極的に振って、追い込まれたらミート中心に打っている」と打席での考え方を取り入れ、今大会も快音を響かせている。 大阪府和泉市出身。小学3年だった2012年に初めて甲子園で観戦した試合が、大阪桐蔭が春夏連覇を達成した夏の甲子園の決勝だった。そのチームで1番打者を務めていたのが当時2年の森だ。交流試合でも1番を任せられる可能性が高い2年生の池田。「3年生の舞台だが、思い切ってやるだけ」。グイグイいく性格は、偉大な先輩に似ている。【安田光高】