フライ級に転向し世界チャンピオンを目指すと答えた矢吹正道選手（三重テレビ放送）

　IBF、国際ボクシング連盟の世界ライト・フライ級タイトルマッチが12日に愛知県で行われ、挑戦者で三重県鈴鹿市出身の矢吹正道選手が見事勝利し、世界王座返り咲きを果たしました。 　去年のアキレス腱断裂の大ケガから世界王座返り咲きを狙った矢吹選手。 　試合の相手は、王者、南アフリカのシベナティ・ノンシンガ選手です。 　矢吹選手は序盤から左ジャブを効果的に当てて主導権を握り、第8ラウンドに最初にダウンを奪い、続く第9ラウンド、連打で相手を2回ダウンさせて勝負を決め、王者ノンシンガ選手を9ラウンド1分50秒、TKOで下し、見事、世界王座に返り咲きました。 　試合から一夜明けた13日、記者会見で矢吹選手は、「試合に勝ててホッとしている。ライトフライ級ではもうやらない」と話しました。 　記者からの「フライ級に転向した場合も世界チャンピオンを目指すか」の問いかけには、「もちろん」と答えていました。