陸自オスプレイ、飛行再開へ/与那国事故は「操作ミス」/米軍機は奄美・福岡に飛来
原因は、操作ミスでした。衆院選の投開票日に与那国島で発生した陸上自衛隊のオスプレイの事故、防衛省は2024年11月14日調査結果を公表し、飛行再開を表明しました。 陸上自衛隊のオスプレイは10月27日、与那国駐屯地で離陸直後に機体が左右に揺れて不安定な状態となり、地面に接触して損傷の事故を起こしていました。 この事故について、陸上自衛隊制服組トップの森下陸上幕僚長は11月14日の会見で事故調査を明らかにし、エンジン出力を確保するスイッチの入れ忘れなど、人的要因であったとしました。 森下陸上幕僚長は「陸上自衛隊として再発防止策を徹底したうえで、飛行の見合わせを解除し、本日以降V22の飛行を再開いたします」と述べました。 会見で森下陸幕長は自衛隊のオスプレイの飛行を11月15日以降に再開する方針を表明。さらなる訓練を行い「練度向上で信頼回復に努めたい」と強調しました。 一方、11月14日午前、普天間基地所属のアメリカ海兵隊のオスプレイが鹿児島県の奄美空港に、山口県・岩国基地の海軍のオスプレイが福岡空港に、それぞれ飛来しました。 海兵隊のオスプレイは、11月14日午前10時45分ごろ、コックピット内の警告表示を受けて奄美空港に緊急着陸したということです。海兵隊によりますと、けが人はなく整備班を現地に派遣したということです。 また、海軍のオスプレイは11月14日午前9時半ごろ、4機が福岡空港に飛来しました。アメリカ海軍は、QABの取材に対して「日米韓の演習に伴う人員輸送」と回答しました。 福岡空港に飛来したものと同型機とみられるオスプレイが午後4時ごろ、普天間基地に着陸したのが確認されています。