『つなぐ』どこまでも高く飛ぶ彼女たちの合言葉 郡山女子大学附属高校 バレーボール部【明日への一歩】
ひときわ輝きを放つバレーボール界。 県内の名門、郡山女子大学附属高校。 金の卵たちが弾ける。 ▼【画像を見る】厳しい練習風景や女子高校生らしい一面 ---佐藤監督「バレーボールは特につなぐスポーツと補うスポーツなので。」 ---八木橋選手「ボールをつなぐということだけじゃなくて、気持ちの面でもつながっていないと、それがボールにもあらわれてくると思うので、勝ちたいという気持ちを全員でつなぐ。」 ボールだけでなく、絆を・・・歴史を・・・楽しい時間を…苦しかった時間を・・・青春を・・・「つなぐ」 郡山市にある郡山女子大附属高校。 バレーボール部は、春高バレーに8年連続、25回出場している強豪校です。 その強さを佐藤浩明(ひろあき)監督はこう話します。 ---佐藤監督「スーパースターはいないです。誰もスーパースターいないです。コツコツ補いながらみんなでつくりあげる。」 要となるのが、キャプテンの八木橋(やぎはし)環(たまき)選手。 誇らしげに語るチームカラーとは? ---八木橋選手「唯一無二の選手がいっぱい揃っていて、プレーでも性格の面でも一人一人個性があって、チームワークでそれをまとめるというのがチームの特徴だと思います。」 全国切符をかけたインターハイ県予選。 決勝の相手は、聖光学院。 第一セット、24対22。 土俵際に、追い詰められます。 ---八木橋選手「私たちも1点取るのに必死だったんですけど、負けるイメージは誰もしていなかったですし、緊迫した状況の中でもやることを確認してできていたので。」 つないだ、郡山女子大附属。 第1セットを取り、第2セットを圧倒。 最後に決めたのは、U18日本代表の佐藤にじ選手。 5大会連続の優勝をもぎ取りました。 ---佐藤監督「子どもたちは負けられないというプレッシャーの中で苦しんだけど、最後勝ち抜けたということは、どんな優秀な指導者でも経験は教えられないです。負ける経験より勝った経験というのは、倍の力を発揮すると思います。」 決して全員がスーパープレーヤーではありません。 その変わり、それぞれが自身を客観的に見つめる、まなざしを持っています。