「かっぱ橋道具街」進化続ける秘密 年に一度の道具まつりで見つけた驚きの新商品
かっぱ橋の名物社長が待ちに待った秋。新商品の仕入れ現場に独占密着しました。舞台は、プロが商品を買い付ける日本最大級の国際見本市です。プロも驚く超最新グッズの宝庫であるかっぱ橋道具街は、常に客のニーズに応じて進化を続けています。 【画像】新商品続々!日本最大級の国際見本市で見つかる驚きの便利グッズ
■聖地で年に一度の道具まつり!
東京・浅草にあるかっぱ橋道具街は、料理にまつわるものならなんでもそろう聖地です。10月8日から14日、年に一度の「かっぱ橋道具まつり」が開催されます。暮らしをちょっと便利にするアイデアグッズが目白押しです。 1912年に創業した飯田屋の店内にずらりと並ぶ料理道具は、8500種類以上です。 森千優さん 埼玉県から 「見て!ほらこれ、最高じゃない。キャベツのみじん切り」 母親 「キャベツのみじん切りは面倒くさい…」 千優さん 「すごく面倒くさいし、大きいまな板じゃないとはみ出ちゃう。これ買おう」 埼玉県からやって来た千優さんが目をつけたのは、今年発売されたばかりのキャベツのみじん切りスライサーです。 飯田屋6代目 飯田結太社長 「業界を震撼(しんかん)させたウェーブ刃。波のような刃がキャベツのみじん切りを実現してくれる。本当にあっという間にできる」 スタッフが包丁で切るのと比べてみると、スピードの違いは一目瞭然!さらに、鋭いウェーブ刃がキャベツの繊維をつぶさずに切るので、シャキッとした食感に仕上がるそうです。 大量のみじん切りがあっという間にできると、千優さんも大興奮。メンチカツも時短で完成し、みじん切り料理のレパートリーが増えそうです。 およそ30年来の友人だという仲良し3人組が目をつけたのは、今年発売の最新グッズ。混ぜる・返す・切ることができる1本3役の玉子焼き専用ヘラです。 まずは、ヘラを前後に動かして卵をかき混ぜます。この時、穴に卵が通ることで、より素早くときほぐすことができます。そして、10センチの幅広のヘラで卵全体を持ち上げるので、巻くのも簡単です。薄くなったヘラの先で切り分けられるので、包丁いらずです。 突然ですが、ここでクイズです! ちょっと不思議な形のグッズは、あるものを4つに切り分ける道具なのですが、何に使うか分かりますか。 スペインから 「レモン?いやガーリックね」 正解は、ミニトマトを4つに切る専用カッターです。実はこの商品は、シニア世代や小さな子どものお手伝い用に大人気なのです。 アメリカから 「日本に来たのは4回目」 「5回よ!」 「5回!?5回か」 大のニッポンファンだというアメリカから来た夫婦が4つも大量買いしていたのは、包丁やまな板すら使わずにキャベツを薄く千切りできる専用ピーラーです。 アメリカから 「(私たちはキャベツが大好き)これは薄くスライスできる。包丁だとうまくできない」 「前に買って帰ったら、家族や友人みんな気に入っちゃったから、お土産に」 一方、アイルランドから来た男性のお目当ては…。 アイルランドから 「シェフが使っているのを見た」 プロを真似て作ってみたかったというのが、ジャパニーズソウルフードのおにぎりです。 聞けば、日本で初めて食べたおにぎりに感動し、自分でも作ってみたかったのだといいます。「思い出の味を再現できた」と大満足でした。