福岡出身の出利葉太一郎、3兄弟が揃い踏みの大嶋炎・宝・港、丸山蔣王は今季初出場!【萩原菜乃花の次に花咲くABEMAツアー注目選手・LANDIC CHALLENGE 11編】
ツアーも運転もルーキー・大嶋港
昨年のサードQTを突破し、プロ宣言するとファイナルQTを7位でフィニッシュ。今年ツアールーキーを迎える大嶋港選手。ファイナルQT47位でABEMAツアーを主戦場とする三兄・宝選手と転戦中だ。「試合前は兄が、試合後は僕が運転してます」というが、実は港選手、今年1月に運転免許証を取ったばかりで、今年ツアー会場でよく見かける「若葉マーク」付のクルマは大嶋兄弟のモノで、若葉マークのクルマがあると港選手がいるとすぐにわかるんです(笑)。 同年代の選手から、いつ勝ってもおかしくないと言われていた港選手は今季ABEMAツアープロ2戦目で同じ福岡シリーズの「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」で早速優勝。最終組の1つ前でプレーしていたからか、最後まで落ち着いてプレー。優勝後に話を聞くと「前半の7番ホールあたりから優勝を意識していていました」というから、メンタルの強さが伺えます。
今回は4兄弟中プロになった3人(長男・炎、3男・宝、4男・港)全員が出場! ちなみに、ABEMAツアーで観ていて、この兄弟の特徴は小気味いいプレーをするところ。全員、プレーファストの精神が染みついていて、リズムよく、でも淡々とプレーします。特に宝選手はカメラマンが追えないほどプレーがはやいんです! 港選手に注目が集まりますが、宝選手も今季はトップ10に2度入っていて好調です。とくに先週の「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」の2日目、出だし5ホールで6アンダー、しかもパット数は3と圧巻でした。3兄弟に注目です!
今季初出場・丸山奬王
「親子でプロゴルファー」というのは聞かない話ではありませんが、ここまで有名なお父さんはそうはいないと思います。ご存じPGAツアー3勝の丸山茂樹プロの長男・奬王(ショーン)選手です。今季のQTランクは411位なので、出場試合が限られており、「ABEMAチャレンジャー」として、今季初出場! ABEMAツアーでの最高成績は23年「太平洋クラブチャレンジ」の15位タイ。以前、ABEMAツアーに出場したときに見た飛距離には驚かされたことを覚えています。また、父親である茂樹プロにそっくりなアプローチと飛距離で、最低でも15位以内でフィニッシュしたい(※)はずです。 ※ABEMAツアーはQT順位など関係なく、15位以内に入ると翌試合の出場権が獲得できるため
連覇なるか!?・長澤奨
QTランクが177位で出場権がないなか、2022年「LANDIC CHALLENGE 9」のトップ10以内に与えられる資格(2位タイ)で出場した昨年「LANDIC CHALLENGE 10」はG・ゴッドフリイとのプレーオフに勝ち、見事優勝した長澤奨。このような数少ないチャンスをものにできる強心臓の持ち主。ジャンボ尾崎に師事しており、180cm90㎏の大型プレーヤーで昨年のABEMAツアーのイーグル率は1位。強面だが話すと優しく、笑顔がかわいい選手なので、是非、サインをもらいにいってみてください!
萩原菜乃花
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