お酒大好き「脱げる吞兵衛」がビキニでコンテスト優勝 お酒を我慢するコツは「48時間」が鍵!?
10月6日(日)、“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト『SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)』大奥予選が埼玉・久喜総合文化会館で開催された。この大奥予選は文字通り「女性限定」のコンテストであり、この日のために鍛え上げてきた女性トレーニーたちが日ごろのトレーニングの成果を惜しげなく披露した。 【写真】「脱げる吞兵衛」渡邉貴美さんの筋肉質ビキニボディ 今大会のビキニモデル部門マスターズクラス(37歳~)で見事優勝に輝いたのは渡邉貴美(わたなべ・きみ/47)さん。メイク・ヘアー、全体的な肉体の発達状態、 バランスのとれたスタイルや舞台上のパフォーマンスが評価されるこのカテゴリーで優勝した渡邉さんは、大のお酒好き。仕事、お酒、ボディメイクを両立させる秘訣を伺った。
本格的なボディコンテストは昨年5月から出始めた渡邉さん。もともと渡邉さんは大のお酒好きで、会社員として働きながら毎日のようにお酒を吞んだくれていたという。 「ハイボールや日本酒を、みんなでワイワイしながら毎日4,5瓶空けるような生活を送っていました(笑)。その後コロナ禍になり、暇になってきたので筋トレを始めて、どんどんハマっていったんです。お酒も飲みつつ、身体も締まっている『脱げる呑兵衛』になろうと(笑)」 ボディコンテストに出ている今では、「オフは飲む。オンはそこまで飲まない」というルールを課し、体型管理をしている渡邉さん。 「飲んだ翌朝には多めに有酸素をする、というマイルールを設けています。朝、有酸素をすると身体中の余分な水分が抜けるような気がして、お酒も抜けやすくなりますし、浮腫みも取れるんですよね」 さらに、「夜、飲み会の日はトレーニングを休み、その分飲まない日にしっかりやるようにしています」と、メリハリある生活を送っている渡邉さんは、ある自分なりの法則を発見し、お酒を飲みたい欲をコントロールしているそうだ。 「気づいたんです。48時間、つまり丸2日お酒を飲まなければ、その後は飲まなくて平気になると(笑)。コンテストに出始めて、最初はノンアル飲料等で自分をごまかしていましたが、このやり方を発見してからは大丈夫になりました」 普段は金融系の会社員として忙しく働いている渡邉さん。会社員であれば日中は仕事、夜は付き合いなどで中々思うように筋トレの時間を確保できない人も多いのではないだろうか。そんな中でも、仕事と大好きなお酒、そしてコンテストで優勝するほどのボディメイクを両立させている渡邉さんに、忙しい中でも筋トレを継続していく秘訣を伺った。 「筋トレを日常に入れ込んでいく、ということですね。時間がない日でも、『今日は肩だけ』『腹筋だけでもやりに行こう』と少しでも筋トレをする習慣をつけることが大事だと思います」 「仕事が忙しくて……」「お酒の付き合いがあって……」そんな状況でボディメイクをしたくてもできていない人は、1分でもいいので『毎日少しずつ』筋トレ習慣を積み上げてみてはいかがだろう。きっと1カ月後には身体が変化し、楽しくなってくるはずだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史