「モウリーニョは過去も現在も偉大。ローマはディバラやルカクがいなくても強い」躍進の5位ボローニャ、モッタ監督が恩師との上位対決へ | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ボローニャのチアゴ・モッタ監督が、18日2:00(日本時間)に予定されているセリエA第16節ボローニャ対ローマ戦へ向けて記者会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】ローマでスクデットを獲得したレジェンドの二人が22年ぶりに対談!
前節を終えて6勝7分2敗の好成績を収め、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)出場圏内の5位につける躍進を見せているボローニャ。『DAZN(ダゾーン)イタリア』解説陣からも絶賛を受けるチアゴ・モッタのチームは日本時間18日、25ポイントで並ぶ4位ローマとの上位対決に挑む。 そんな中、ボローニャ指揮官が記者会見に出席し、インテル時代の恩師でもあるジョゼ・モウリーニョ率いるローマとの対戦へ意欲を示した。 「このチームには、若くて賢い選手たちがいて、毎日のように良い取り組みをして継続性を示している。これまでの成績は彼らにふさわしいと言える。最初から言っていることだが、ファンには、夢を見る権利がある。そして我々には、これまでのように、常に次の試合へ向けて準備をしていく義務がある。ローマには、偉大な選手たちがいるので、守備面において上手く対応しなければならない」 「また相手は守備が上手く、ゴール前にブロックを作って守ることもあれば、アグレッシブにプレーすることもある。いずれにしても、我々は我慢強く、スペースを生かしていかなければならない。相手のカウンターを避けながら、自分たちのプレーにこだわるべきだ」 「ローマはラスト15分間でかなりのゴールを挙げていて、自らが何を求めているのかを理解しているチームだ。我々は自分たちにできることを披露するためにベストの状態で臨みたい」 ローマは、前節のフィオレンティーナ戦で負傷したパウロ・ディバラや、危険タックルで退場処分を受けたロメル・ルカクら主力を欠く。だが、若きボローニャの指揮官は警戒を緩めない。 「2度にわたってヨーロッパのカップ戦で決勝を戦っているチームが相手だ。ルカクやディバラがいなくても強い。注意深く、油断せず、良くない時間帯においても対応できる準備をしておかなければならない」 現役時代はインテルでプレーし、2009-10シーズンにモウリーニョの下でトリプレーテ(国内リーグ&カップ戦とUEFAチャンピオンズリーグ制覇の3冠)を達成したモッタ。恩師に対する思いを語った。 「モウリーニョは、過去だけでなく、現在も極めて偉大な指揮官であり続ける。私は運の要素を信じていない。彼は、これまでに残してきた結果すべてにふさわしかったと思う。彼には深いリスペクトと尊敬の念を抱いている。彼のことはいつまでも大切に思っていて、彼の成功を祈っている…。だが我々と対戦する(現地時間)17日以外でね…」 試合情報 ボローニャ vs ローマ 試合時間:2023年12月18日(月)日本時間2:00 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ
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