西武・平沢大河が新天地で決意新た「目標は常にキャリアハイ」 魅力は〝ソト級〟の選球眼と出塁率
現役ドラフトでロッテから西武に新加入した平沢大河内野手(26)が12日、埼玉・所沢市内で入団会見を行った。背番号39。 2016年にドラフト1位で鳴り物入りで入団しながら、ロッテの9年間で135安打。現役ドラフトが開催された9日は先輩のゴルフコンペに参加中で、連絡を受けたときは「最初は『俺かぁ?』と思った」。それでも「パッとしない成績が続いていたので、この移籍をきっかけにしたい。目標は常にキャリアハイ」と再起を誓った。 最大の魅力は〝ソト級〟の選球眼と出塁率。2軍戦ながらも23年(51四球、43三振)、24年(59四球、45三振)と2年連続で三振数を四球数が上回った。球界では非常に稀有な例で、今オフにMLB史上最高額となる15年総額約1163億円でメッツに移籍したフアン・ソトが21年には三振より四球が多いメジャー唯一の選手だった。 西武・広池浩司球団副本部長は「内野、外野のレギュラー候補として獲得した。まだ若い。大ブレークしてほしい」と語り、背番号39については「(背番号13の)ロッテ時代の3倍活躍してもらいたいということ」とした。(東山貴実) ★高校時代のライバルからメッセージ 入団会見では、同じ1997年生まれで西武で同僚となる平沼からのサプライズメッセージが流された。2015年春の甲子園では敦賀気比(福井)のエースだった平沼と仙台育英(宮城)の主砲だった平沢が2回戦で対戦し、4打数1安打だった。平沼から「まずは同級生の柘植と3人でご飯に行きましょう」と誘われた平沢は「顔見知りがいるのは心強い」と笑顔だった。