寒菊賞・レッドオパールと山本聡哉騎手 (C)岩手県競馬組合

　12月10日、水沢競馬場で行われた11R・寒菊賞（M3・2歳・ダ1600m）は、山本聡哉騎乗の2番人気、レッドオパール（牝2・岩手・菅原勲）が快勝した。3馬身差の2着にセイバイラック（牝2・岩手・板垣吉則）、3着にマルーントリック（牝2・岩手・佐藤祐司）が入った。勝ちタイムは1:42.5（重）。 　1番人気で高橋悠里騎乗、サクラトップキッド（牡2・岩手・伊藤和忍）は、4着敗退。 1着　レッドオパール 山本聡哉騎手 「ゲートの出方次第でしたが、いいスタートを切りましたし、外枠でしたから馬なりで追走しました。もう少し前の位置も取れたと思いますが、イレ込みがきつかった。ですから脚を貯めた方がいいと判断して5番手で我慢させました。前回、動き出しでもたついたので3コーナーからスパートをかけたら、今日は反応がすばらしく、最後がどうかなと思いましたが、しっかり伸びてくれました。母（アイアムオパール）にも騎乗しましたが、気難しいけど能力がある馬でした。僕自身も（手術から）復帰後の初重賞ですからね。非常にうれしいです」

菅原師「金杯は見送り」

寒菊賞 口取り (C)岩手県競馬組合

菅原勲調教師 「今日はいつにも増してゲートが良かったので、ちょっと掛かっていましたが、強いレースだったと思います。レッドオパールはどんな流れにも対応できますから、先々も楽しみです。母は自分のところで5勝（岩手では通算7勝）して繁殖入り。いい仔を出してくれました。今シーズンは今日の一戦で終える予定です。レース前から寒菊賞を使うか、金杯を使うかの二者択一でしたので、金杯は見送ります」 レッドオパール　6戦3勝 （牝2・岩手・菅原勲） 父：ニシケンモノノフ 母：アイアムオパール 母父：エンパイアメーカー 馬主：村上聡藏 生産者：五丸農場 【全着順】 1着　レッドオパール 2着　セイバイラック 3着　マルーントリック 4着　サクラトップキッド 5着　ビッグサララルーフ 6着　ロイエ 7着　ボルドーエルプロモ 8着　リノグロワール