【高校野球|注目選手④中越 ⑤加茂暁星】この夏にかける2人の投手【新潟】
7月5日に開幕する夏の高校野球新潟大会。今大会の注目校や選手をシリーズでお伝えしていきます。 今回は、この夏の活躍が期待される2人の投手を紹介します。 【動画】夏の高校野球新潟大会|注目校④中越 ⑤加茂暁星 夏の甲子園11回の出場を誇る『中越』。今年のチームの大黒柱は…3年生の高橋駿臥です。 ■中越 高橋駿臥投手 「ピンチこそ自分の長所であるまっすぐで、闘志むき出しにして投球するのタイプなので。」 最速142km/hの伸びのあるストレートが一番の武器。1年秋からベンチ入りし、去年の夏も経験しました。 ■中越 高橋駿臥投手 「ベンチから見ていて、人生でこんなに悔しい機会はないなと思いながら・・・。」 決勝戦の東京学館新潟戦で、サヨナラ負け。あと一歩のところで甲子園には届きませんでした。 ■中越 高橋駿臥投手 「去年の3年生も日本一という目標があったので、今年は日本一にかける思いを強く思ってやってきている。」 日本一に向け鍛錬を積む中、さらなる成長へのチャンスが訪れます。4月、潜在能力の高さを評価され18歳以下の日本代表候補合宿に召集されました。 ■中越 高橋駿臥投手 「ピッチングやバッティング、パワーや球の勢いが全然違って刺激になった。」 合宿後、女房役の樋口は、高橋の投球に成長を感じています。 ■中越 樋口優志捕手 「変化球を捕っている感覚が変わったように感じている。」 ■中越 高橋駿臥投手 「スライダーを投げるのが苦手だったので、色々なピッチャーにスライダーはどう投げているか聞いて試しながらやっていた。いまはスライダーでストライクや三振をとれるようになってきた。」 新たな武器を手にした高橋。進化したエースが、夏の頂点へと導きます! ■中越 高橋駿臥投手 「自分が決勝戦の優勝を決めるピッチャーになって、日本一になりたいと思っている。」 そしてもう1人、『加茂暁星』の絶対的エース・真保龍聖。去年は2年生ながら背番号1を背負い、春・準優勝、夏・ベスト4の立役者となりました。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「(去年は)頼れる先輩方がたくさんいたので、ちょっと頼っていたが、(いまは)去年から出ている自分が引っ張っていく気持ちが大きい。」 真保には、こだわってきたボールがあります。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「真っすぐが自分の中で1番だと思っている、(理想は)来るとわかっていても空振りが取れたり、でもやっぱり一番は三振をとれるまっすぐかなと思う。」 理想のストレートを求め、去年秋以降、新たな取り組みに挑戦してきました。 一つ目は、メジャーリーガー・大谷翔平選手も取り入れている〝プライオボール〟という重さの異なるボールを投げる練習です。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「自分の中では球速を上げたり、リリースの確認をしている。」 さらに、もう一つが〝フォームの改良〟。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「今年の春から2段モーションが解禁されて好奇心でやってみようと。」 2段モーションとは、2度、足を上下動させるフォームのこと。去年と今年のフォームを見比べると、今年のフォームは左足を2度上げ下げしているのが分かります。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「フォームに勢いがついたので、その勢いが球に乗っているのかなと思う。1段(モーション)だとバランスを崩してしまったらそこで終わりだが、(2段モーションだと)もう一回上げて立て直してそこから勢いがつくので(制球も)安定する。」 制球力の向上に加え、最速は134km/hから138km/hに。この夏、自慢のストレートで、夢の舞台まで駆け上がります。 ■加茂暁星 真保龍聖投手 「一番は楽しみが大きい。どんな相手が来ても自分の全力を出すだけなので、悔いの無いように戦っていきたいと思っている。」