全国乾椎茸品評会、大分県勢が25大会連続団体V 個人3部門で大臣賞
第71回全国乾椎茸(しいたけ)品評会が28日、静岡県藤枝市であり、大分県勢が25大会連続、通算57回目の団体優勝を果たした。個人の部でも、全5部門のうち3部門で最高の農林水産大臣賞を獲得。「王国」産の品質の高さを改めて示した。 品評会は日本椎茸農協連合会などの主催。7県から235点の出品があり、大分は約3割に当たる76点を出した。 全国の生産団体代表らが形や色、大きさを審査。府県対抗の部で356点を獲得し、2位の岩手に177点差をつけた。3位は静岡だった。 個人で大臣賞に輝いたのは3人で、▽茶花どんこ 中村次男さん(76)=玖珠町戸畑▽どんこ 池辺稲生さん(74)=由布市湯布院町▽こうしん 小野晋作さん(60)=豊後大野市朝地町。大臣賞に次ぐ林野庁長官賞20人のうち、大分県内から延べ14人が受賞した。 佐藤樹一郎知事は「厳寒期の急激な気温上昇や、降雨により良品作りに苦労したと思うが、大分県の底堅さを示してくれた。日々のたゆまぬ努力に敬意を表する」とコメントした。 青野浩志組合長は「高い技術力と愛情が詰まった原木乾シイタケだ。県民にもっと味わってもらい、生産者を応援してほしい」と話した。