モンテマル・チャレンジャー

優勝を飾ったファビオ・フォニーニ(画像はチャイナOP)[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのモンテマル・チャレンジャー（スペイン/モンテマル、クレー、ATPチャレンジャー）は24日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場した第1シードのF・フォニーニ（イタリア）が世界ランク259位のL・ノイマイヤー（オーストリア）を6-3, 2-6, 6-3のフルセットで破り、通算8度目のチャレンジャー大会優勝を飾った。 【動画】37歳のベテラン フォニーニ、チャレンジャー大会8勝目の瞬間 37歳のフォニーニは2019年ロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）でキャリア最大のタイトルを獲得し、自己最高の世界ランク9位を記録。しかしその後は両足の手術を行うなど順位を下げ、2023年11月には147位にまでランクを落としてしまっていたが、今季はチャレンジャー大会を中心に好成績を残し、現在は84位にまで上昇させている。 今大会は国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8（スペイン/マラガ、室内ハード）において、J・シナー（イタリア）やM・ベレッティーニ（イタリア）、L・ムセッティ（イタリア）らが勝ち上がりを決めているなか、同じスペインで行われていた。 フォニーニは1回戦で世界ランク246位のD・リンコン（スペイン）、2回戦で同514位のS・グリン、準々決勝で同212位のD・イェフセイェフ（カザフスタン）、準決勝で同709位のI・M・デ・ラ・トーレ（スペイン）を下し決勝に駒を進めた。 決勝戦、フォニーニは計7本のダブルフォルトを犯すなどサービスが不安定だったがフルセットの熱戦の末に2時間18分で勝利。今季、ツアーやチャレンジャー大会を通じて初のトロフィーを獲得した。 また、同日行われたデビスカップファイナルズ ファイナル8ではイタリアがオランダを決勝で破り2連覇を達成。フォニーニにとっても、イタリアにとっても明るい1日となった。