広島ドラ1・常広 ノースローで日南C最終日 新井監督「ペースは全然上げなくていい」
「広島春季キャンプ」(13日、日南) 広島ドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が日南キャンプ最終日をノースロー調整で過ごした。「コンディション中心の日だったのでノースローでした。予定通りです」と体に問題はなく順調に調整が進んでいることを強調した。 【写真】酒絶ちし、引き締まった表情の中村奨成 1軍キャンプに合流した10日の緊張した表情から一転、この日は笑みがこぼれる場面も多く見られた。「日がたつごとに良い意味で自分の練習に集中できるようになった。緊張もほぐれてきました」と日南での日々を納得の表情で振り返った。 11日には今キャンプ3度目のブルペンに入るなど、学業での調整遅れを徐々に取り戻しつつある。同じ新人の高や滝田が実戦形式で登板し、経験を積んでいるが「今はまず自分のこと。周りを見てどうこうはない」と焦りはない。 指揮官も「ペースは全然上げなくていい。沖縄へ行って、この日で実戦登板っていうのは考えていない」と改めて焦らせない方針を示した。「まずは体の状態を上げていきたい。そこからどんどんアピールしていきたい」と沖縄キャンプに意気込んだ常広。己の体と相談しながら、慎重に段階を踏んでいく。