昨年準Vメドベージェフ 2年連続4強、世界7位ルーネ撃破「タフなコンディション」<男子テニス>
BNPパリバ・オープン
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、昨年準優勝した第4シードのD・メドベージェフが第7シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-5,6-4のストレートで破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。 【アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ】 28歳のメドベージェフは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾ったものの、その後は右脚の負傷により出場を予定していた2大会を欠場。約1ヵ月ぶりの実戦となった先月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)には昨年王者として出場したものの準決勝で敗れた。 BNPパリバ・オープンに出場するのは7度目であり、最高成績は昨年の準優勝。今大会では初戦となる2回戦で世界ランク64位のR・カルバレス バエナ(スペイン)、3回戦で第29シードのS・コルダ(アメリカ)、4回戦で第13シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を下し8強入りした。 世界ランク7位のルーネと顔を合わせた準々決勝、メドベージェフは4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したものの6度のダブルフォルト、20本のアンフォーストエラーを犯したルーネから4度のブレークを奪い、1時間59分で勝利した。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「タフなコンディションだった。特に第1セットは、とても風が強かった。最終的には堅実なプレーができたし、大事な場面でいいサーブが打てたから良かった。次のラウンドに進むことができてうれしいよ」と語った。 勝利したメドベージェフは準決勝で第17シードのT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは準々決勝で第9シードのC・ルード(ノルウェー)を6-2, 1-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。 ポールとの準決勝についてメドベージェフは「彼(ポール)は本当に強い。彼は長い間トップ10付近にいるね。いいプレーをしているし、次のラウンドでもそれを継続してくると思う。もし僕が勝ちたいのなら、自分のベストを尽くす必要があるね」と明かした。 同日には第2シードのC・アルカラス(スペイン)と第3シードのJ・シナー(イタリア)が4強に駒を進めた。
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