佐世保「世知原くんち」で江戸時代から続く「北川内浮立」披露【長崎】
テレビ長崎
お茶の産地・佐世保市世知原町で29日「世知原くんち」が行われ、江戸時代から続く「北川内浮立」が披露されました。 世知原町では毎年10月29日が町内が総参加する「世知原くんち」の日で、中心部の商店街で地元の子供たちや婦人会が踊りなどを披露しました。 地元の愛好会が奉納したのは、雨乞いや五穀豊穣を願う市指定の無形文化財「北川内浮立」です。 江戸時代に始まったとされき、29日は笛や鉦、太鼓に合わせて通りを練り歩きながら、なぎなたの演舞などを披露しました。 見物人 「毎年見ているがすごく立派、よく踊ってくれている」「伝統行事がこんな風にたくさんの人でにぎわっているのはいいこと。続いていけばいい」 愛好会のメンバーの一人で、笛担当の小宮実喜さんです。 笛はこれまで男性が務めてきましたが、地域の伝統を守るため、今回初めて女性が笛を吹きました。 北川内浮立愛好会 小宮実喜さん 「私の父と私、娘、もしかしたら孫も参加できるので、世代でみんなでできたらいい」 北川内浮立愛好会(笛担当)永山寅雄 会長 「これがなくなると世知原町から浮立が消えてしまうのでそれは寂しいだからできるだけ続けていきたい」 世知原町に江戸時代から続く「北川内浮立」は、これからも次の世代へ受け継がれていきます。
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