三笠宮妃百合子さまの容体悪化、食事や水を口にせず静かに療養…訪英中の彬子さまが急きょ帰国へ
宮内庁は8日、心不全の症状などで聖路加国際病院(東京都中央区)に入院中の三笠宮妃百合子さま(101)の容体が悪化したと発表した。7日に行った検査の結果、心臓や腎臓などの機能の低下が確認されたという。
宮内庁によると、症状の急変ではなく、極めて高齢のため、全身の機能が低下している。食事や水は口にしておらず、一般病室で静かに療養されている。
百合子さまは現在の皇室で最高齢で、今年3月に脳梗塞(こうそく)症と誤嚥(ごえん)性肺炎で同病院に入院された。8月に軽い肺炎のため集中治療室に入ったが、9月には一般病室に移られていた。
容体の悪化を受け、英国を訪問中の孫の彬子(あきこ)さまが、急きょ9日朝に帰国されることになった。7日に出発し、日本美術の研究機関が開催する国際会議に出席後にフランスも訪れ、15日に帰国される予定だった。