[山口県]湯田温泉方面は国道262号がおすすめ 山口・大内地区の県道21号 渋滞対策で県が看板設置
県は山口市の大内地区で生じる県道21号山口防府線の慢性的な渋滞対策として、周南、防府市方面から湯田温泉方面へ向かうドライバーに国道262号への迂回(うかい)を促す案内看板を設置した。米有力紙が世界の観光地の「2024年に行くべき52カ所」で山口市を3番目に選んだことも踏まえ、多くなることが予想される通行車両の分散を進める。 看板が設置されたのは、中国自動車道山口インターチェンジの入り口を挟んで県道21号へ分岐する同市下小鯖の国道262号沿い。国道には、山口市街地と湯田温泉方面へ向かう場合は県道へ流入するよう矢印で示した案内標識がある。しかし、県道沿いには大型商業施設や飲食店、住宅地などが多く、朝夕の通勤時間帯や土・日曜、祝日は車両の通行量が増え、慢性的な渋滞が課題となっている。 このため、県は4日、県道へ分岐する手前の国道の防府市側に、「斜め左方向 山口防府線 渋滞多し」「湯田温泉方面 国道262号 直進おすすめ」と書いた看板を設置。さらに先の山口市宮野下の交差点にも迂回路を案内する看板を立てた。 県都市計画課によると、県道は時間帯によって交通量が変わるため、「おすすめ」という表現にしたという。通行車両の分散化に理解と協力を求めている。