五輪出場の陸上・ディーン元気&佐藤拳太郎、高知の高校生合同合宿で"特別コーチ"に 「懐かしい思いと、やる気をしっかりチャージして」後輩への"思い"胸に指導
テレビ高知
高知県内で陸上競技に励む高校生の合同合宿が始まり、今回は、2024年のパリオリンピックに出場した、やり投げのディーン元気選手(ミズノ)や、佐藤拳太郎選手(富士通)らが"特別コーチ"を務めています。 【写真を見る】五輪出場の陸上・ディーン元気&佐藤拳太郎、高知の高校生合同合宿で"特別コーチ"に 「懐かしい思いと、やる気をしっかりチャージして」後輩への"思い"胸に指導 この合同合宿は、高知県内の高校生の競技力向上を目的に、1990年から開かれていて、今年で35回目です。 今年は、やり投げでオリンピックに2大会出場した、ディーン元気選手(ミズノ)と、短距離でオリンピックに3大会出場した佐藤拳太郎選手(富士通)らが"特別コーチ"として招かれ、高校生を指導します。 今回の合宿には、およそ300人の高校生が参加していて、選手たちは、初日から早速、2人のオリンピアンと一緒にトレーニングに励みました。 練習は種目ごとに分かれて行われ、400mブロックの練習に、この種目を専門とする佐藤拳太郎選手も参加しました。冬のオフシーズンということで、負荷をかけずに体を動かす「鬼ごっこ」形式の練習では、佐藤選手と高校生たちとの熱い真剣勝負が…。 400mで44秒77の日本記録を持つ佐藤選手でしたが、「鬼」である高校生にタッチされる場面も見られ、さっそく、高校生と打ち解けていました。 さらに、空き時間では高校生に積極的にアドバイスする光景もみられ、高校生たちは熱心に耳を傾けていました。 そして投擲ブロックの練習では、ディーン元気選手が"お手本"として「メディシンボール」を投げる場面が…。 高校生よりも2倍以上の高さと飛距離を叩き出し、見る者を圧倒していました。 ▼高校生 「トップ選手はすごいですね」 オリンピックに2大会出場し、日本陸上界の"第一人者"であるディーン元気選手。合宿では、競技に取り組むアスリートとしての"原点"とも言える、ある「思い」を、高校生たちに伝えたいと話します。 ▼ディーン元気選手 「こういう選抜合宿は、自分も参加していたので懐かしい思いと、選手たちが頑張ってほしいという思いがあります。この合宿を通して何かを得ることもですけど、の日々の活力というか、1日1日練習に挑んでいくやる気とか、そういったものを十分にチャージしてもらって、次、春に向けてこうコツコツ頑張っていってもらえたらなと思うので、その思いが1番強いです」
主催した、高知県高等学校体育連盟陸上競技専門部の担当者は、「この中から、ディーン元気選手や佐藤拳太郎選手に続くような選手が出てきてくれることを期待し、高校生たちは1つでも多くのことを吸収してほしい」と話していました。 合宿は6日まで、香南市と芸西村で行われます。
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