「物価高」を乗りきる買い物のコツ3つ。ゴミの量を見れば、買いすぎかがわかる
物価高、新NISA、円安…と、お金にまつわる話題が続々と登場した2024年。ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の井戸美枝さんと、経済アナリストの森永康平さんに、「物価高」とその対策について教えていただきます。 【グラフ】読者300人に聞いた!物価高で暮らしがきつい?
とくに食品系の物価が上がっている!
もっとも読者の関心が高かったお金のニュースは物価高。経済アナリストの森永康平さんによると、「とくに食品の値上がりが激しい。世界的なインフレに加え、多くの食品を輸入に頼っている日本では円安の影響も甚大です」とのこと。 この逆境に、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんは、「嘆いていても仕方ないので、当たり前に買っていたものに無駄はないか、本当に満足しているか、お金の使い方を見直すいい機会と捉えましょう。私も見直しで月5000円の出費がカットできました」とエールを送ります。 井戸さんが紹介する3つの方法で、物価高を賢く乗りきりましょう。
1:買い物は予算化し、1円単位まではこだわらない
予算化する意識が大事、と井戸さん。 「たとえば食費が月4万円なら、1週間につき1万円でまとめ買いし、週の後半は残り物で乗りきる習慣にすると予算を守りやすい。1円単位にこだわらず、多少オーバーしたら翌週に調整し、最終的に月予算に収まればOKとした方が“ストレス消費”を防げます」
2:変動費を見える化できるアプリを活用する
変動費はアプリで把握するのがおすすめ。 「私は『B/43』というリアルタイムで支出が記録されるアプリで、夫に頼んだ買い物を管理しています。グラフで見ると使いすぎも一目瞭然」
3:ゴミの量が45L×2袋より多いときは買いすぎに注意
週2回のゴミ捨てで、ゴミが45Lの袋2枚に入りきらなかったら要注意。 「いらないものまで買いすぎているバロメーターです。買い物の中身を振り返って、『3パックで割引だったけど、2パックで十分だった』など、気づいた失敗を修正して出費をカットしていきましょう」
ESSE編集部