高橋ひかる「前向きに感じてもらえる作品になったら」木村慧人&西垣匠&高野洸と役どころ・撮影裏を語る<顔に泥を塗る>
ヨシカズによる同名コミックを原作とした、メークの力で人生を変える人生逆転ラブストーリー「顔に泥を塗る」(毎週土曜夜11:30-0:00ほか、テレビ朝日系)。高橋ひかるが自尊心低めの主人公・柚原美紅を、木村慧人が美紅の人生を大きく変えていくメーク男子・高倉イヴを、西垣匠がモラハラ男へと変貌してしまう美紅の彼氏・結城悠久を、高野洸が美紅とハル(結城)に近付く謎多き弁護士・鬼武柊真を演じる。このたび、主演の高橋と、共演の木村、西垣、高野にインタビューを実施した。 【写真】高橋ひかる・木村慧人ら、スタイル抜群の全身ショット ■女装と男装では“しぐさ”の違いも意識 高橋:美紅は、自己肯定感という言葉が蔓延る今の時代に、共感していただけるような役どころ。「相手にこう思って欲しいからこうする」など保守的な動き方をするので、相手を中心に行動することを常に考えています。 木村:原作を読んだときに、イヴを完全に自分に落とし込んで演じたいと思ったのでそこは意識しました。あとは今回男装と女装があるのですが、その違いでしぐさも変わるくらいメークの力が大きいことを伝えたいので、一つ一つのしぐさも意識しながら演じています。 高橋:カメラが回っていないときも、衣装が変わるだけで自然と座り方が変わっていましたもんね! ■「爽やかなルックスからは想像できない目のキマり方で(笑)」 西垣:僕が演じるハルは、頭も良くて優しくて完璧な彼氏だったのですが、イヴとの出会いで美紅が変わっていき、それを上手く受け入れられずに乱暴なことを言ったり、ひどい行動に出てしまったりするという…。ただ、根底にあるのは美紅が好きという気持ちなので、特別難しさはありませんでした。意識したのはまばたきをあまりしないことと、目をそらさないことです。 高橋:西垣さんの爽やかで好青年なルックスからは想像できないくらいの目のキマり方で(笑)。 木村:対峙したとき、いつまばたきするんだろうってくらい目が開いていて怖かったです(笑)。 西垣:頑張って開いていたので乾きました(笑)。とても怖く仕上がっているみたいです。 ■「今、褒められてるよね?」「めちゃめちゃ褒めてる!」 高野:僕が演じる鬼武は、謎が多い人物。どんな人かは後半まで明かされないのですが、原作を読む中で彼なりの正義や優しい世界が伝わってきたので、それが皆さんにも伝わるといいなと思います。 高橋:高野さんは、とてもキャッチーなシーンからクランクインされていて。現場で作っていくのではなく、濃いキャラクターといきなり向き合うのは難しいと思いますけど、そんな不安要素を全く感じさせずいらっしゃったので、さすがだなと思いました! 男性陣は結構みんな役とフィットしていますよね。 西垣:良くないよ、そういうの! 俺だけやばい人みたいじゃん(笑)。 高橋:いやいや。ハルくんは本当にいるのかな?と思ってしまうような役ですけど、西垣さんが演じることで違和感なく現実にいてくれるので助かっています。 西垣:今、褒められてるよね? 高橋:めちゃめちゃ褒めてる! ■「悩んでいる方の背中を押せる作品になれば」 イヴとの出会いをきっかけに、自信がなかった美紅が少しずつ前へと進んでいく姿が描かれる本作。 高橋:自分自身を肯定して生きていきたいと、前向きに感じてもらえる作品になったらいいですね。 木村:さまざまなことで悩んでいる方の背中を押せる作品になればと思いながら撮影をしています! 西垣:人間らしい人間がたくさん出てくるドラマですよね。 高野:癖のある人物が絡み合っていて見応えがありますし、このキャストだからこその味が出ていると思います! ※「月刊ザテレビジョン」2024年9月号より ※高橋ひかるの高、正しくは「はしごだか」