磯村勇斗、日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞「地に足つけて、スクリーンで生きていきたい」
日本映画界最高の栄誉とされる『第47回日本アカデミー賞』の授賞式が8日に行われ、俳優の磯村勇斗さん(31)が映画『月』での演技が高く評価され、初の最優秀助演男優賞に輝きました。 【画像】磯村勇斗「期間を設けなくても臨みたい」役の切り替えに苦労 映画『月』は、実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸さんの小説が原作。重度障害者施設を舞台に、事件を生み出した社会的背景と人間の深部に切り込んだ作品で、磯村さんは殺人犯のさとくんを演じました。 授賞式のスピーチで磯村さんは、「この映画『月』は、参加するにあたっても、つくるにあたっても、公開するにあたっても、たくさんの壁があって、映画1本をお客様の前に届けることがどれだけ大変なのかを痛感した作品でもあります」と振り返り「いただいた賞は自分でもらうというよりは、一緒につくりあげて、最後まで公開することができた皆さんと喜びを分かち合いたいと思っております。世の中不安定なことがたくさんありますけど、自分の素足で、地に足つけて、スクリーンで生きていきたいなと思っております」と、今後の意気込みを語りました。