W杯予選北朝鮮戦へ長友佑都がW杯以来の代表復帰「細胞がうずき始めている」東福岡の後輩毎熊晟矢に熱いハッパ アジアカップ8強止まりの代表には「覇気がなかった」
サッカーの日本代表が18日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦に向けて千葉市内で練習を開始し、2022年W杯カタール大会以来の代表復帰となったDF長友佑都(37)=FC東京=が初日から精力的な言動でチームの雰囲気を高めた。 ■北朝鮮戦の日本代表メンバー【一覧】 久々の代表復帰に「朝4時か5時に目が覚めて。もう細胞たちがうずき始めてるので。ちょっといったん落ち着けと細胞たちに言った。そのぐらい楽しくて仕方ない」と高揚感を隠しきれない様子。パス練習で東福岡高の後輩にあたるDF毎熊晟矢(26)=C大阪=に「もっと生きた球をくれ!」とハッパをかけると、4対1のパス回しで守備役として倒れ込みながらもボールを奪いにいくなど、早くもムードメーカーとして場を盛り上げた。 W杯カタール大会後、長友が不在だった日本はドイツに快勝するなど快進撃を続けていたが、今年1~2月のアジア・カップではベスト8で敗れた。長友は「それまですごく躍動していて意欲と覇気もあったが、アジア・カップは覇気がなかった。歯車が一つ合わなくなるとアジアでも勝てなくなる」と印象を抱いた。その上で「苦しいときこそ盛り上げるメンタルの強さが本当に必要だなと自分自身も感じている。メンタリティーの部分は誰よりも強いとは言わないが、コントロールできる。悪いときこそ長友が必要だと思われる存在でいたい」と、激闘が予想される北朝鮮戦に向けて精神的支柱として支えていくつもりだ。
西日本新聞社