北海道・留萌市庁舎、旧JR駅跡地に移転・新築へ 市が基本構想 バス待合所も併設
【留萌】市は23日、市役所庁舎を旧JR留萌駅跡地に移転・新築する基本構想を明らかにした。築60年以上となる現庁舎の老朽化が主な理由。新庁舎には市議会が入るほか、イベントを開催できる文化交流機能や防災機能を持たせ、バス待合所なども設ける。新庁舎の機能や規模などについて、より具体化した基本計画を2025年度までに策定する方針だ。 【動画】<さよなら留萌線>留萌駅の駅名標も取り外し 駅周辺は静寂 市議会第1委員会で市が説明した。基本構想によると、新庁舎は鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積は最大1万平方メートル。現庁舎に入る市や市教委などの全部署を移す。 新庁舎は複合施設として整備する。会議やコンサートができるコンベンションホール、物販やカフェなどが入る市民交流スペースを設ける。備蓄倉庫や発電装置などの防災設備も用意する。駅跡地周辺に分散するバスの待合所を新庁舎1階にまとめることも検討する。 駅跡地を含む鉄道用地はJR北海道から市に無償譲渡される予定。新庁舎を軸として、道の駅るもいがある船場地区と中心市街地を結ぶことにより、にぎわいの創出につなげる。