炎鵬が5連勝「復帰して一番いい相撲。自信になる一日」
「大相撲秋場所・9日目」(16日、両国国技館) 元幕内の序二段炎鵬(伊勢ケ浜)が千代大光(九重)を押し出し、土つかずの5連勝を飾った。立ち合いでしっかりと当たって押し込むと、回り込む相手を逃さず、力強い下からの押しで圧倒した。 脊髄損傷の大ケガから復帰2場所目となるが「復帰して一番いい相撲じゃないですか」と自賛。「土俵に上がるまでの落ち着きというか、今日は心が座っていた。正直、負ける気がしなかった」と明かした。首をケガする以前、番付を上げていた時期にはあった感覚だといい「いい時の状態を思い出せた。自信になる一日でした」とうなずいた。 花道の奥では、指導を受ける宮城野親方(元横綱白鵬)が見守っていた。かつて付け人も務めた炎鵬は「気になりますよね。見守ってくれるのは心強い。気にしてくださっているのでうれしい」と笑顔。「いい相撲をとろうと、より一層気合が入りました」と、会心の一番で応えたことを喜んだ。