【大学野球】星槎道都大が春連覇 2季ぶり19度目の優勝…札幌六大学野球春季リーグ
◇札幌六大学野球春季リーグ 第2節最終日 札幌大1-5星槎道都大(22日・野幌硬式) 星槎道都大が5―1で札幌大を下し、1敗を守って春連覇、2季ぶり19度目のリーグ制覇を決めた。8回1死一、三塁から代打・石田峻平(4年=横浜創学館)のスクイズで勝ち越し、右腕・印南伊吹(4年=北海道栄)が最少失点で最後まで投げきった。30回1/3連続無失点で5勝を挙げたエース左腕・佐藤爽(4年=札幌山の手)を中心に、2年連続の全日本大学選手権(6月10日~東京・神宮ほか)で昨年初戦負けの悔しさを晴らす。 終盤で底力を発揮した。7回に追いついた星槎道都大は、8回1死一、三塁とチャンスを広げ、代打・石田が投前に鮮やかなスクイズを決めて勝ち越し。完全に流れをつかみ、伊藤由浩(4年=横浜商大)の内野強襲安打などで札幌大を突き放した。 小技で大仕事を果たした石田は「今年に入って送りバントすらなかったのに、ここで(サインが)くるかと…。練習でやってきたことは出せました」。投げては印南が最少失点で完投。昨年のドラフト3位で広島に入団した滝田一希から試合前にLINEで「お前ならできる」と激励をもらっていた右腕は「先輩にいい報告ができる」と喜んだ。 昨年の全日本大学選手権は初戦で大商大にコールドの完敗。二宮至監督(70)は「佐藤を中心に失点を抑え、食らいついていきたい。足が使える選手がいるので機動力も使いたい」と雪辱への意欲を口にした。目標は聖地・神宮が舞台となる2勝以上だ。(石井 睦) ◆個人表彰 ▽最高殊勲選手 佐藤爽(4年=星槎道都大)▽最優秀投手 佐藤爽▽優秀選手 久保田廉太朗(4年=北海学園大)▽優秀投手 山優斗(4年=東海大札幌)▽首位打者 福島一茶(4年=星槎道都大)▽新人賞 及川結介(1年=札幌大谷大)▽特別賞 佐藤爽、磯崎太一(4年=東海大札幌) ◆ベストナイン ▽投手 佐藤爽▽捕手 久保田廉太朗▽一塁手 石井凌輔(3年=札幌大)▽二塁手 大見晨藍(4年=札幌大谷大)▽三塁手 福島一茶▽遊撃手 常谷拓輝(3年=北海学園大)▽外野手 佐野翔騎郎(4年=札幌大)、磯崎太一、桑田翔叶(3年=札幌大)▽指名打者 小飼隆太(3年=札幌大)
報知新聞社