【60歳代・夫婦】でうらやましい「貯蓄3000万円以上」の割合は?「厚生年金と国民年金」の平均月額も確認
総務省「2020年基準 消費者物価指数東京都区部 2024年(令和6年)1月分(中旬速報値)」によれば、総合指数は前年同月比で1.6%増でした。 【円グラフ・一覧表】「60歳代・二人以上世帯の貯蓄額」&「厚生年金と国民年金」の受給権者数を1万円刻みで見る!(出所:厚労省など) 項目別で見ると調理カレー18.9%、鶏卵 24.3%、アイスクリーム 12.9%、あんパン 10.5% 、フライドチキン(外食)19.2%などとなっており、食卓や外食に関わる家計への影響も大きくなっています。 食事は毎日のことですから、先の見えない物価高は厳しいですよね。 特に年金生活に入ると、年金のみで生活するため、物価高への対応が難しくなります。 一時期老後2000万円問題が話題となりましたが、「物価高を考えると3000万円はほしい」という方もいるでしょう。 今回は60歳代・二人以上世帯の貯蓄額と、現代シニアの厚生年金と国民年金の平均月額、また2024年度の年金額例をみていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【60歳代・二人以上世帯】貯蓄3000万円以上は何パーセント?
60歳代・二人以上世帯で「貯蓄3000万円以上」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 ・20.3% ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1819万円 ・中央値:700万円 貯蓄3000万円以上でみると約2割となりました。 平均貯蓄額は1819万円となっており、より実態に近い中央値は700万円となっています。 現代シニアにおいても、貯蓄3000万円以上の世帯は5世帯に1世帯となっており、老後資金で貯蓄3000万円を超えるのは簡単ではないとわかります。