「今でも悔やむばかり」7月の児童プール死亡事故を受け高知市教育長が辞職
高知さんさんテレビ
高知市の小学生が授業中のプール事故で亡くなったことを受け、高知市の松下整教育長が10月16日付けで辞職しました。会見では事故について「今でも悔やむばかり」と繰り返しました。 松下整高知市教育長:「教育行政のトップとして責任をとる」 今年(2024年)7月長浜小学校の4年生の男子児童が水泳の授業中に溺れて亡くなりました。小学校のプールのろ過ポンプが故障していたため、授業は高知市教育委員会の許可を得て水深がより深い中学校で行われていました。 松下教育長は事故直後に桑名市長に辞職願を出しましたが、桑名市長が「一緒に対応してくれないか」と慰留していました。 9月、松下教育長は検証委員会が立ち上がり、軌道に乗ったとして、再び辞職願を提出。桑名市長が10月15日に同意し、16日付けで辞職しました。 松下整高知市教育長: 「立ち止まったり、振り返ったり、そういうようなことが個人としてもそうですが、組織として行えなかったことを今でも悔やむばかりです」 事故の検証委員会が続いている中での辞職に対して、記者から無責任ではと問われると「責任を取ることが職を辞することだと考える」と述べるにとどまりました。 教育長の後任について市教委は「まだ発表できない」としています。後任が決まるまでは他の教育委員が職務を代行するということです。
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