館山病院併設の老健施設が完成 13日に竣工式と内覧会(千葉県)
館山市北条の館山病院に併設する介護老人保健施設「たてやま」が完成し、2月1日にオープンする。 病院との連携でスムーズに医療ケアが受けられることなどが特徴で、入所定員は100人(一般棟60人、認知症専門棟40人)。1月13日には同所で竣工式があり、一般向けの内覧会も行われる。 同病院も運営する医療法人徳洲会が、病院本棟北側の駐車場に整備を進めていた。2階建て鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は3275平方メートル。総事業費は約18億円。 退院後すぐに自宅で生活することが難しい要介護者などに、機能訓練を中心としたリハビリテーション、看護、介護を提供し、早期の在宅復帰を支援する施設で、「わが家のように温かく笑顔になれる場所」をコンセプトに掲げる。 施設2階の渡り廊下で病院とつながっており、入所者の急変時に迅速に医療対応ができる他、通院もスムーズに行うことができるのが特徴。スタッフは47人で、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師、介護福祉士ら多彩な専門職がサポートする。 館山病院と調和した外観デザインで、1階が認知症専門棟、2階が一般棟。施設内はスタッフの見守りがしやすい回廊型のつくりで、2階の食堂兼機能訓練室からは富士山も望める。 13日には午前10時半から竣工式があり、関係者らが出席して施設の完成を祝う。午後2時からは一般向けに完成内覧会が行われる。4時までで、入所希望や施設全般などの相談に応じるコーナーも設ける予定で、来場を呼び掛けている。 問い合わせは、館山病院(0470―22―1122)へ。