【MotoGP】バニャイヤ「ドゥカティとの契約延長でレースに集中できる」3連覇目指す2024年に死角なし?
フランチェスコ・バニャイヤとドゥカティとの契約が2026年まで2年間延長することが発表された。彼は2024年シーズンの開幕前に契約をまとめ上げることが、3連覇を目指す新シーズンに集中するためにも重要だったと語っている。 【ギャラリー】MotoGP、セパンテストでF1インスパイアな空力マシン続々登場 バニャイヤは2022年、2023年とドゥカティでMotoGPを連覇。2024年で一旦契約が終わるタイミングとなっていた。ただドゥカティは以前からバニャイヤと契約延長を交わしたい意思を示しており、実際にシーズン開幕前に2年の延長が公表された。 そしてバニャイヤとしても、早めの契約延長は好ましいことだったという。開幕戦の会見で、彼は合意に達するまでは「それほど難しものではなかった」と語り、話し合いも昨年から行なっていたと述べた。 「僕らに言えることは、素晴らしい状態でここに来られたということだ」 バニャイヤはそう語る。 「テストは完璧だったし、計画していた仕事を全てこなすことができた。新しいバイクのフィーリングも、非常に良い」 「確かにテストはたった5日間だから、もっと走り込む必要がある。でもフィーリングは凄くポジティブだし、今年のバイクは現時点でかなり競争力をもっていると思う」 「契約を更新するのは僕にとっても非常に重要なことだった。ドゥカティにとってもね。クリアな思考を持っている方が良いし、(延長したことで)結果を出すことだけに集中できる」 そしてバニャイヤはさらに次のように続けた。 「僕らは昨年から契約延長について話し合いを始めていた。皆が同じ方向を向いていたよ。僕はドゥカティを求めていたし、ドゥカティも僕のことを求めていた。だから、それが一緒になったんだ」 「さほどプレッシャーを感じることもなく、話し合いを進める時間があった。そして双方がそれぞれの仕事を進めて、最終的にとても簡単なことだった。ともに満足していて、そんなに難しいことじゃなかった」 なおMotoGPクラスのライダーで既に2025年以降の契約を結んでいるのは、KTMのブラッド・ビンダー(2026年まで)、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ/2025年まで)、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ/2025年まで)とバニャイヤを合わせて4名。大半のライダーはまだ2025年以降が決まっていない。 ドゥカティファクトリーチームのもうひとつのシート候補はエネア・バスティアニーニ、ホルヘ・マルティン、マルコ・ベッツェッキ、マルク・マルケスなど多くのライダーが挙げられている。そのため今後競争が激しくなってくるだろう。
Lewis Duncan