「広告塔として利用された?」高級時計詐欺・トケマッチ元代表の幼馴染『さらば青春の光』森田を直撃!
「同級生が指名手配食らったというだけなんで。僕、関係ないっちゃ関係ないという……」 【未掲載カット】直撃…!「僕、関係ないっちゃ関係ないという…」真摯に対応する さらば森田…! 豪快に口を開け、鋭いツッコミで笑いを取る。いつもの勢いはそこにない。それもそのはず、互いを激励し合った同級生が指名手配犯になってしまったのだ。 3月5日、警視庁は高級腕時計のシェアリングサービス『トケマッチ』の運営会社の元代表、福原敬済容疑者(42)の逮捕状を取得し、全国に指名手配した。 「『トケマッチ』はロレックスなどの高級時計のオーナーと高級時計を借りたい顧客を結びつけるマッチングサービスで、預けたオーナーは月額の預託料を受け取ることができるシステムです。 同サービスの運営会社の解散に伴い、預託中の時計は半年以内にオーナーに返却するとされていましたが、返却されない事態が相次いでいた。福原容疑者には、今年1月に顧客から預かったロレックス1本を65万円で売却した業務上横領の容疑が持たれています」(全国紙社会部記者) 福原容疑者は1月下旬からドバイに出国。2月末時点で少なくとも約860本、計18億円相当の腕時計が返却されていないという。SNSでは被害者の会も立ち上げられ話題を集めている事件だが、思わぬとばっちりを受けた人物がいる。 「お笑いコンビ『さらば青春の光』の森田哲矢(42)です。実は、森田と福原容疑者は中学校の同級生。同じ団地に住んでいたという幼馴染(おさななじみ)で、’22年には雑誌で対談も行っています」(同前) 二人が対談したのは、企業経営者向け情報誌『Qualitas』(’22年12月27日発売号)だ。対談の中で森田は福原容疑者との旧交を温めつつ、『トケマッチ』について「いい事業を思いついたよね」と絶賛し、福原の人柄についても「人がいいからな」と褒(ほ)めている。福原容疑者は情報発信の重要性といったビジネス論を語り、自社ビルを建てることが夢だと語っていた。 その対談から約1年3ヵ月。福原容疑者の逮捕状が発付されてからも、森田サイドが事件について触れることはない。かつての同級生が指名手配犯になってしまったこと、その同級生と対談し、『トケマッチ』の事業の「広告塔」のような役割を果たしてしまったことを、本人はどう思っているのか。3月上旬、本誌は都内のコンビニ前で森田を直撃した。 ――『トケマッチ』の福原容疑者についてのお話なのですが……。 「はい、はい」 ――雑誌で対談しているが、本人とは(事件後)お話ししましたか? 「あっ、してないっス」 ――今回、指名手配になりました。 「らしいスね」 ――(福原容疑者との)対談で、森田さんも広告塔として利用されたのでは? 「いや、わかんないス。だって、俺は雑誌の対談で、アレしただけなんで」 ――二人の対談記事を読んで『トケマッチ』を信用して投資された方もいたかもしれません。 「えっ、(僕が)詐欺(さぎ)に加担しているみたいなことですか? そんなわけないでしょう! いや、わかんないス。それは僕に言わないでください。それは、雑誌(対談の掲載誌)の人に言ってください!僕は雑誌から依頼されて対談してるんで。はい。僕らは仕事でやってるんで」 ――対談の中で福原容疑者に対し「人がいい」と発言したことについては? 「人がいいも何も、覚えてないんスよ。そんな仲良くなかったんで。別に。今社長やってんねや。俺も社長やってんねん、お互い頑張ろうなって。それで終わっただけなんで」 ――事件を取材する中で、森田さんのご意見もうかがいたいと思いまして。 「正直、別に……。その……来ますよ。(被害者から)《何とかしてくれ》とかっていうのが。Twitter(現X)とかで。いや、でも僕は何もしようがないんで。申しわけないんですけど」 ――あらためて福原容疑者については? 「バカなことをしてんなって思います。普段の感覚なら、こういう芸風やし、チョケった(ふざけた)ほうがいいかなとも思うんすけど。一応被害者の方々もいるので、何もできないんスよ正直……」 芸能界で人気者になった同級生をも利用しながら横領に手を染めていた福原容疑者は、今も逃亡を続けている。 『FRIDAY』2024年3月29日号より
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