グリーンフォークを出したらティーも一緒にバラバラ出てくる… ラウンド中の“右ポケット管理”はどうしている?
右前ポケットはスイングの邪魔になる恐れ
ラウンド時に、なくなったり折れたりしたボールやティーをいちいちカートに取りに行くとスロープレーの原因になります。そこで、ズボンのポケットに予備を多く入れているという人も多いのではないでしょうか。 【写真】プロが教える正しい目土の仕方/ボールマークの直し方
ボールやティーなどをポケットに詰め込んだ場合「スイングの時に邪魔になる」といった考え方もありますが、携帯品はどのように保管するのが適切なのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。 「ズボンの右前ポケットにボールを何個か入れていると、ダウンスイングの際にグリップエンドの部分が引っかかり、思わぬミスショットにつながってしまう恐れがあります。スイングが上達するほど上半身を保ったまま腰を回す動作になるとともに、クラブも一層右の太モモの近くを通るようになるので、せめて左か後ろのポケットに入れるようにした方が良いと思います」 「ティーやグリーンフォークは先端がとがっているので、ポケットの中を探ろうとした時に誤って手に刺さってケガをしたり、内部の生地を貫通して穴が開いたりすることも考えられるので十分に注意しましょう。一つのポケットにいろいろな小物を入れていると、探すのに時間がかかってしまうため『左前はボール、左後ろはティー、右後ろはグリーンフォークやマーカー』といった感じで区別しておくとあたふたせずに済みます」 携帯品の管理に困っている人はかなり見受けられるので「ゴルファーあるある」の一つなのかもしれません。
小さなポーチがあるとラウンドが快適になる
では、どのように携帯品を管理するのがベストなのでしょうか。関氏は以下のように話します。 「量販店やインターネットで、ボールを何個か入れておけるだけでなく、ティーやマーカーなども刺せる小さなポーチが多く販売されています。カラビナ(開閉式の金属フック)がついているのでズボンのベルトループに簡単に装着できます。スイングをしたり走ったりして激しく揺れても落ちないので、小物類を多めに持っておきたい人にオススメです」 「ラウンド中のポケットは、グローブや距離計を一時的に入れたり、中には使用するクラブのヘッドカバーを後ろのポケットに入れてショットする人もいます。ポケットがものであふれていると、なにかと不便なケースが多いので、このようなアイテムはあって損はないと思います」 入れておいたはずのボールや小物類がいつの間にかなくなっていると、ビギナーは特に焦ってしまいます。プレーファーストに追われると、小物の管理が無秩序かつ乱雑になりやすいですが、小物ポーチなどをうまく活用して、快適にラウンドできるといいでしょう。
ピーコックブルー