大雪で国に財政支援要望/弘前市長ら3首長
大雪に見舞われている青森県弘前市の桜田宏市長は8日、総務省で村上誠一郎総務相に対し、除排雪にかかる経費の確保に向け特別交付税措置による財政支援を緊急要望した。非公開の面会後、取材に応じた桜田市長によると、村上総務相は「しっかり対応する」と支援の意向を示した。 緊急要望は津軽圏域の市町村に声かけしたといい、長尾忠行平川市長、葛西健人板柳町長も同席、それぞれ同様の要望を行った。 弘前市は年末年始の大雪により1月の積雪が過去最高を記録。道路に積まれた雪で車がすれ違えないなど市民生活に影響が出ている。桜田市長は「補正予算を組んだが今月ももたないほどだ」と窮状を訴え、「災害救助法の適用には市町村が行う除排雪費は含まれていない。各自治体の努力に見合う財源確保をお願いしたい」と述べた。 長尾市長と葛西町長は、排雪の大型ダンプを効率的に動かす上でも、国道と県道の除排雪を急いでほしいと求めた。 要望には滝沢求参院議員が同行した。