【定額減税】6月給与の「手取り額」はいくら増える?「夫婦世帯」・「子育て世帯」でシミュレーション!
6月分の手取りはいくら増えるかシミュレーション
定額減税が適用されると手取り額がいくら増えるのか、「夫婦2人の世帯」と「子育て世帯」でシミュレーションしていきます。 ●夫婦2人の世帯 夫婦2人の世帯では、定額減税が適用されることで所得税が5958円、住民税が1万1917円減額されるので、合計1万7875円手取りが増えることになります。 シミュレーション条件や計算方法は以下の通りです。 【シミュレーション条件】 ・夫の月収:35万円(年収420万円) ・妻:専業主婦 ・社会保険料は給与の15%とする ・住民税は課税所得の10%とする 【所得税】 定額減税は、夫と妻の2人分なので、所得税では6万円(3万円×2人分)が控除されます。6月分の所得税は5958円と計算でき、この分が控除されるためその分手取りが増えます。 減税分はまだ5万4042円余裕があるため、翌月以降も満額に達するまで減税を受けることが可能です。 【住民税】 住民税の定額減税は夫婦で2万円(1万円×2人分)が適用されます。住民税は、年額14万3000円から2万円が控除された12万3000円が、7月から2025年5月の11回に分けて1万1182円ずつ徴収されます。 本来、6月分で徴収される住民税は1万1917円だったので、その分手取り額が増える計算です。 ●子育て世帯 夫婦と子ども2人の子育て世帯では、所得税が1万3542円、住民税が2万1667円減税されるので、6月分の給与では合計3万5209円手取り額が増えます。 シミュレーション条件や計算方法は以下の通りです。 【シミュレーション条件】 ・夫の月収:50万円(年収600万円) ・妻、子ども:夫に扶養されている ・社会保険料は給与の15%とする ・住民税は課税所得の10%とする 【所得税】 定額減税は、夫と妻、扶養親族2人の合計4人なので、所得税では12万円(3万円×4人分)が控除可能です。6月分の所得税は1万3542円と計算でき、この分が控除されるためその分手取りが増えます。 減税分はまだ10万6458円余裕があるため、翌月以降も満額に達するまで減税を受けられます。 【住民税】 住民税の定額減税は、夫と妻、扶養親族2人なので4万円(1万円×4人分)が適用されます。住民税は、年額26万円から4万円が控除された22万円が、7月から2025年5月の11回に分けて2万円ずつ徴収されます。 本来、6月分で徴収される住民税は2万1667円だったので、その分手取り額が増える計算です