ミュージカル『ボディガード』再々演、本日開幕!
ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し、主題歌《I Will Always Love You》を今なお歌い継がれるスタンダードナンバーに押し上げた1992年公開の大ヒット映画、『ボディガード』。2012年に英国でミュージカル化されると、すぐさま話題を呼んで世界各地で上演、2019年には来日公演も行われた。本日2月18日(日)に東京・東急シアターオーブで開幕するのは、宝塚歌劇団の『WEST SIDE STORY』(2018)などで知られるジョシュア・ベルガッセが演出・振付を手掛けた日本キャスト版。2020年に初演されながらもコロナ禍により大半が中止となり、2022年に“リベンジ再演”が行われた舞台の再々演となる。 主人公は、姉のニッキーと二人三脚でオスカーを目指す、スーパースターのレイチェル・マロン。数か月前からストーカー被害に悩まされていた彼女は、マネージャーに説得されボディガードを雇う。警護についたフランク・ファーマーと、最初こそ対立するものの、次第に距離を縮めていくレイチェル。だがフランクは、依頼人と深い仲になることを躊躇して彼女を突き放す。ふたりの思いがすれ違うなか、ストーカーの行動は狂気を増していき……? レイチェル役は、初演からの続投となる新妻聖子と、再演から参加したMay J.のWキャスト。共に抜群の歌唱力を誇るふたりの歌姫が、《I Will Always Love You》をはじめ、原作映画でお馴染みの楽曲の数々を披露する。フランク役の大谷亮平、ニッキー役のAKANE LIV、マネージャー・ビル役の内場勝則も初演からの続投組で、広報担当サイ役の水田航生は初演以来の復帰。さらには古参ボディガード・トニー役として加藤潤一、ストーカー役として大久保祥太郎が新たに参加し、定評ある続投キャストとフレッシュな新キャストの入り混じった布陣でロマンティック・サスペンスを盛り上げる。 訳詞を手掛けているのは、ポピュラー音楽の作詞家として数々のヒット曲を持つ一方、『シカゴ』『キンキーブーツ』などミュージカルの訳詞にも定評のある森雪之丞。お馴染みのヒット曲には彼ならではの美しい日本語詞が乗っているが、《I Will Always Love You》の有名すぎる一節「♪And I~」は「♪エンダ~」のままにつき、原作映画やホイットニー・ヒューストンのファンも安心して足を運ばれたい。 文:熊田音子 <公演情報> ミュージカル『ボディガード』 原作:ローレンス・カスダン作 ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」 脚本:アレクサンダー・ディネラリス 訳詞:森雪之丞 翻訳:阿部のぞみ 編曲:クリス・イーガン 演出・振付:ジョシュア・ベルガッセ 出演:新妻聖子・May J.(ダブルキャスト) 大谷亮平 AKANE LIV 水田航生 加藤潤一 大久保祥太郎/内場勝則 他 【東京公演】 2024年2月18日(日)~2024年3月3日(日) 会場:東急シアターオーブ 【山形公演】 2024年3月9日(土)・10日(日) 会場:やまぎん県民ホール 【大阪公演】 2024年3月30日(土)~4月7日(日) 会場:梅田芸術劇場メインホール