「朝20gのタンパク質」でやる気アップ!心療内科医の朝食を見てわかった“いちばん重要”なこと
1杯の白湯で首・喉を温める
朝食では、身体を温めることも意識している姫野先生。起床後に白湯を飲み、朝の食卓には具がたっぷりの温かいスープを1年じゅう用意する。 「旬の野菜、肉や魚、卵、豆腐などのタンパク質など、毎回、具材は変えています。さまざまな食材の栄養素をまんべんなく取り入れることができますし、変化が出て食事が楽しくなりますね。スープは毎日作るのは大変なので、2~3日に1度たくさん作って、冷蔵庫にストックしています」 また、衣服でも“温活”を。首を冷やさないよう、冬はなるべくハイネックのウエアを選んでいる。 「首を冷やすと、細菌やウイルスによる喉の炎症を起こしやすくなるので、気をつけています」 もうひとつ、姫野先生が健康のために欠かさず行っているのが、鼻うがい。 「風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルスなどを引き起こす細菌やウイルスは、口から入って喉の奥の上咽頭という部分にくっつきます。そして、喉の痛みや咳といった症状だけでなく、上咽頭にたくさんあるリンパ球が活性化して全身に炎症が広がっていくわけです。ところが、ここについた細菌やウイルスは通常のうがいでは取れません。鼻うがいをして、キレイに洗い流すことで多くの感染症を防ぐことができます」 寝る前に 上咽頭の洗浄に特化した『ミサトール リノーション』を使って鼻うがいを行い、1日の汚れをスッキリさせるのが姫野先生の冬の日課だ。 「首を温めて鼻うがいをするだけで、風邪などが流行する季節も怖くありませんよ」
姫野式朝食術
・プロテインパウダー+ヨーグルトで効率的にタン活 ・スープの具材で変化を楽しむ ・タンパク質は動物性2:植物性1を意識する 姫野友美●ひめのともみクリニック院長。心療内科医。心身の健康にはバランスのよい食事が重要と考え、臨床で栄養療法を取り入れる傍ら、メディアでも発信。著書に『心療内科医が教える 疲れとストレスからの回復ごはん』(大和書房)ほか。 取材・文/河端直子