11月第3週の日本株相場の基調転換を示唆する4つのサイン
日本株相場が「年末高」に向けて動き出しそうな気配が高まってきた(写真:ブルームバーグ)
「SQ(特別清算指数)算出日が転機」とは、よく言われるアノマリー(経験則)みたいなもの。確かに、ここで大口の建玉がまとめて清算されるのだから、需給面ではスッキリする。そのスッキリした需給関係をもとに、上方向であれ、下方向であれ、新しい相場が構築されるようになるということはわからなくはない。 今回も「11月10日のオプションSQをきっかけに年末高相場がスタート」との想定が可能なら、理想的だろう。9日の日経平均株価の取引時間中の高値が前日比557円高であり、終値が同479円高。この動きを見る限り、SQ清算値をめぐる思惑があって強引に値を取りに行ったものだから、SQ当日に反落して一件落着と高をくくっていたが、どうやらそうでもないらしい。
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岩本 秀雄