海辺でイチャイチャ、熱い想いを歌いあげ…昔の少女漫画に見られたラブラブ定番シーンはどんなだった?
近年の恋愛定番シーンといえば、スマホで恋人同士がラブラブの文章を送ったり、寄り添ってデートをしたりすることが多いだろう。いずれもごく自然な恋人同士の行動と言えそうだ。 ■【画像】いまやアラフォーに…『ときめきトゥナイト』 “蘭世と真壁くん”のその後の姿■ しかし昔の少女漫画における恋愛表現は今とはだいぶ違う。なぜか裸足で海辺を走ったり、好きな女性にバラの花を送ったりするのが定番だったのだ。ここでは、ひと昔前の少女漫画に多く登場した、“昔ならでは”の恋愛シーンを紹介したい。
■海で走る2人、水着の彼女をまぶしいや…と眺める男
まず、昔の少女漫画やドラマに多く登場した水辺のシーンを紹介したい。 王道少女漫画で今でも確固たる人気を誇る、美内すずえさんの『ガラスの仮面』にも海岸シーンが登場する。主人公の北島マヤが人気俳優の里美茂と恋に落ち、海辺へとデートに向かう場面だ。 砂浜で、「靴とっちゃうぞ」「きゃっ!」「まってまって!」と、海岸沿いをイチャつきながら走る2人。突如立ち止まった茂にマヤがぶつかった途端、茂は「そらつかまえた」と言い、マヤの手をしっかり握るのであった。 このシーンは、読んでいるこちらが赤面してしまうようなイチャつきっぷりだ。思えば海岸を裸足で走るカップルというのは、昭和では王道のラブラブシーンだったように思う。 さらに水辺でのカップルシーンはプールでも登場する。娘を心配するあまり過激な行動に出る父親のギャグ漫画、岡田あーみんさんの『お父さんは心配症』では、娘の典子がプールで水着姿になるシーンがある。 それを見たBFの北野は「典子…キミの水着姿とってもまぶしいや…へへ…」と言ってご満悦。もちろんこの後、典子の父である光太郎からキツイお仕置きを受けてしまうのだが……。 昭和後期のバブル時代はトレンディドラマも多く、ハワイやホテルのプールで男女が出会うようなシーンもよく見られた。美しい女性が登場すると、今回の北野のように女性を褒めたたえる熱いセリフを口にしている俳優の姿もよくあった。昔のカップルシーンに、水辺は欠かせなかったと言えよう。