スノボ・三木つばき選手がツバキ植栽 地元・掛川の天浜線桜木駅
スノーボードのワールドカップ女子アルペン種目で総合2位の成績を収めた三木つばき選手(21)=掛川市=が2日、地元の天竜浜名湖鉄道桜木駅でツバキの苗木を植樹した。所属する浜松いわた信用金庫が進めている「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」の一環。三木選手と同信金職員、地域住民らが駅ホーム近くに、冬になると赤と白、ピンクの花を付ける苗木5本を植えた。 植栽に先立ち、三木選手は「試合の時、ふるさとの思い出が心の支えになっている。2年後のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で、ツバキの花と同じように雪の上で満開に咲きたい」と誓った。 三木選手と一緒に作業に当たった桜が丘中生徒会長の3年山崎稜央さん(14)は「憧れの大先輩を地域で応援していく。世界の頂点で咲き誇ってほしい」と期待した。 三木選手は1日が21歳の誕生日だった。同信金の御室健一郎会長や天竜浜名湖鉄道の松井宜正社長らがサプライズのプレゼントを手渡し、大きな拍手で祝福した。 ツバキの植栽場所は桜が丘中と地元の駅舎保全団体「ぽっぽや桜木会」が除草や清掃などに取り組んで管理する。11月ごろに花を咲かせる見込み。
静岡新聞社