考古学者の千田嘉博さんと俳優の石原良純さんが対談…全国山城サミット
山城がある全国の自治体などが集まり、保存や観光資源としての魅力を探る「第31回全国山城サミット益田大会」が16日、島根県益田市の県芸術文化センター「グラントワ」で始まった。初日はシンポジウムなどがあり、山城ファンら約1500人が聴き入った。17日は、中世の豪族・益田氏が本拠とした国史跡・七尾城跡の麓でイベントが開かれる。 【地図】島根県
シンポジウムでは、城郭考古学者で名古屋市立大教授の千田嘉博さんが「七尾城の特徴」と題して基調講演。「山の斜面を防御の空間に取り込んだ鉄壁な土の守りで、ドイツやスペインにも同じような造りの城がある。七尾城は地域の宝であり、世界にも通じる城だ」などと魅力を語った。
その後、城マニアとして知られる俳優の石原良純さんと「七尾城の魅力を語ろう!」をテーマに対談。石原さんは「城があるところは観光地が多く、町のランドマークになっている。城は益田の大きな魅力の一つで、皆さんが伝えていくことで、町が注目される」などと述べた。