五輪エンブレム問題 佐野研二郎氏が会見「盗用は事実無根」
組織委「商品化は予定通り行う」
五輪エンブレムは7月24日に大会組織委員会が発表。「TOKYO」などの「T」をあしらったデザインだが、これがベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ているとして、このロゴの制作者側が「盗作である」と主張し、使用差し止めを求める文書を日本オリンピック委員会(JOC)に送付している。 大会組織委は「IOCの規定上必要とされる手続きを踏まえ、発表前にIOCと共に国内外における商標調査を経た上で決定した」として、商標権の問題はないとの見解を表明。ベルギーの劇場ロゴは、後に商標権登録の出願すらなされていないことが分かっている。会見に同席した大会組織委の槙英俊マーケティング局長は、「これまでのところ、スポンサーなどから懸念の問い合わせは受けていない」と語り、エンブレムを活用した物品化などは予定通り行うとしている。