マツダスタジアム

　4月30日、カープは5月に行われる主催試合の国歌斉唱者5組を発表した。 　セ・リーグはそれぞれ、カード初戦の試合前に国歌斉唱を実施する。マツダスタジアム開催試合でDeNAとのカード初戦となる5月3日に登場するのは、2019年のディズニー映画『アナと雪の女王2』のエンドソングオーディションに合格し、“中元みずき”として日本版エンドソングを歌唱した広島県出身の"Mizki"さん。その他、“広島大学教育学部音楽文化系コース「広大オペラ」”や、広島出身のシンガーなどが登場する予定だ。 【写真】2024年カープホームランガールに選ばれた笑顔の3人 〈国歌斉唱・演奏者〉 5月3日（金祝） 対 DeNA戦 Mizkiさん 5月10日（金）  対 中日戦 足袋井直弘さん 5月17日（金）  対 巨人戦  広島大学教育学部音楽文化系コース「広大オペラ」 5月21日（火）  対 阪神戦 山口水蛍さん 5月28日（火）  対 オリックス戦 上西千波さん ※試合開始7分前頃より国歌斉唱 ※試合が中止になった場合は、翌日に順延予定（変更の場合あり）」 【Mizki さん】 2000年4月28日生まれ。広島県出身 24歳。5歳より歌手を志す。中学生の時にその歌声によりEXPG STUDIO BY LDHの特待生として迎えられ、数多くのアーティストのドームツアー等にサポート参加。 2019年に開催されたユニバーサルミュージックの「女性アーティスト オーディション」に参加し、最終審査を通過。その後、ディズニーUS 本社による『アナと雪の女王2』のエンドソングオーディションに合格し、“中元 みずき”として『アナと雪の女王2 』の日本版エンドソングを歌唱。2020年「それ行けカープ～著名カープファンリレー映像」に出演。2021年4月にMizki名義にてEP「Bet on me」でデビュー。音楽活動以外にゲーム実況も定期的に配信している。 【足袋井 直弘（たびい なおひろ）さん】 広島県府中町出身。中国地方最大の歓楽街・広島流川を拠点に活動中☆ロックバンド『のら犬』のフロントマンでボーカリスト。同時に、シンガーソングライターとしても活動中。『bar HANA TO GUITAR（バーハナトギター）』のマスターでもある。2010年夏、1stミニアルバム『花とギター』を全国リリース。2017年春、2ndミニアルバム『アイナハイナ』を全国リリース。2019年秋、3rdミニアルバム『野良犬』を全国リリース。2017年5月、広島クラブクアトロにて『アイナハイナ』レコ発ワンマンライブ「のら犬ナイトvol.7」を開催。600人満員御礼で大成功を収める。2023年12月、4年ぶりに「のら犬ナイトvol.10」を開催。満員御礼で大成功を収める。ソロ活動では、2014年、広島の酒場を歌って回る「広島酒場八十八ヶ所巡礼ライブ」を敢行し、130ヶ所開催でフィニッシュ。2022年、企業CM『訪問介護セカンドハウス』のCMソングに「いつかの街」が採用、ナレーションも担当。俳優としても活躍中。 【出演映画】 2014年公開、時川英之監督『ラジオの恋』 2015年公開、横山雄二監督『浮気なストリッパー』 2018年公開、時川英之監督『鯉のはなシアター　～広島カープの珠玉秘話を映像化したシネドラマ～』 2020年公開、時川英之監督『彼女は夢で踊る』、挿入歌「ギターも弾けない男」作詞作曲。 2022年公開、横山雄二監督『愚か者のブルース』 【広島大学教育学部音楽文化系コース「広大オペラ」】 「広大オペラ」は、広島大学教育学部音楽文化系コースの専門教育科目「オペラ実習」の教員・履修者の総称。30年ほど前に「重唱」という科目名でスタートした「オペラ実習」は、近年、学外の小・中・高等学校へのアウトリーチや、地域行事への参加など、活動の幅を広げている。毎年4月と11月には定期公演としてオペラを上演しており、会場が満員になるほど多くの皆様に楽しんでいただいている。「広大オペラ」は、キャスト、ピアノ、オーケストラ、照明、衣装、大道具・小道具、字幕、広報、演出など、すべてを教員、学生が協力して作り上げている。参加学生は、声楽を主として学ぶ学生に留まらない。「全員が主役」をモットーに、プリンシパルもプリマドンナも置かない公演を目指している。総合芸術であるオペラを制作することを通して、将来、教育現場はもちろんのこと、あらゆる場面で活躍することのできる人材育成を目指している。今年度は11月3日の「広島大学創立75+75周年記念式典・記念事業」において、広島大学サタケメモリアルホールにて「ヘンゼルとグレーテル」の公演を予定している（入場無料）。 【山口 水蛍（やまぐち みずほ）さん】 広島県廿日市市出身。声楽家。エリザベト音楽大学声楽専攻卒業、同大学院修士課程を総代にて修了。第5回東京国際声楽コンクール 大学生部門第1位、東京新聞賞受賞。第19回さくらぴあ新人コンクール第1位、さくらぴあ大賞受賞。各コンクールのグランプリ、招待演奏会に出演。広島オーケストラ・シリーズにて広島交響楽団と共演。日豪国際女子ホッケー親善試合にて両国の国歌を独唱。2019年にハワイ島カイルア・コナで行われたKona Coffee Cultural Festivalに「風のね。」ボーカルとして出演。またコンクールの功績が認められ「はつかいちさくら賞」受賞。オペラは「椿姫」アンニーナ役、「リータ」リータ役などで出演。合唱曲や宗教曲のソリストも務める。声楽を長﨑美穂子、桂政子、ルチアノ・ベルタニョリオの各氏に師事。現在は様々な演奏活動に加えて、発声、合唱指導や小学校などでの訪問コンサートに出演し、地域活動にも楽しく携わっている。 【上西 千波（かみにし ちなみ）さん】 ジャズシンガー。広島市出身、2001年より東京に移り国内外で活躍中。2007年グラミー賞獲得作品の音楽監督の元、NYプロジェクトでメジャーデビュー。作品はスイングジャーナル誌ジャズディスク大賞国内ボーカル部門にノミネートされた。リリースライブはBlueNote系列の会場を始め全国で公演。深く穏やかに心を包むピースフルな歌声は、数多くの話題作と共に全国で知られるようになる。作品は毎回Amazonベストセラーランキング上位にランクイン。2012年広島県主催のピースアーチひろしま、平和発信コンサートを多数公演。広島の子供たちと録音したピースソング『A Thousand Cranes―千羽鶴』は文化庁派遣の学校公演でも歌われた。また、ファミリーが所属したカナダ野球界に殿堂入りした野球チームが題材の『バンクーバーの朝日』（東宝映画）に関わるコラムと絵本『にじのはし』を現地に渡り執筆。その後もNYでのレコーディング、カナダでのステージで平和と日本の歌を歌うなど、未来へ世界へとピースソングを歌い継ぐ日本のジャズシンガーとして活動。なお、国歌斉唱時のピアノ伴奏を、広島東洋カープ球団公認CD「CARP JAZZ」にも参加しているジャズピアニストゆみゆみ さんに務めていただきます。