軍事活動に懸念表明 政府、中国と海洋協議
日中両政府は23日、外務、防衛、海上保安などの当局者による「高級事務レベル海洋協議」の17回目の会合を東京都内で開いた。 日本側は8月の中国軍機による領空侵犯について説明を要求。9月の中国軍空母「遼寧」による接続水域航行を含む軍事活動の拡大・活発化に「深刻な懸念」を表明した。 海洋協議は昨年10月の中国開催以来で、日本外務省の鯰博行アジア大洋州局長、中国外務省の洪亮・国境海洋事務局長らが出席した。日本側は中国海警局の船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入停止や、排他的経済水域(EEZ)内に中国が設置した海上ブイの即時撤去を求めた。