ビラ、政見放送…「公認」と「非公認」では何が違う?自民・裏金議員12人公認せず
自民党は9日朝、選挙対策本部の会合を開き、政治資金収支報告書に収入を記載していなかったいわゆる「裏金議員」12人を公認しないことを決めました。 12人の中には、福島3区で出馬を表明していた菅家一郎さんも含まれ、菅家さんは非公認となります。これを受けて、自民党県連も会合を開き、今後の対応について協議しました。 自民党県連・矢吹貢一幹事長「このようなことが起こるとは想像だにしておりませんでした。今回このような結果になったということは、大変残念ではありますが、決定したことに従うのは当然でありますから」 その上で、自民党県連では、福島3区に他の候補者は立てず、菅家さんを全面支援するとしています。TUFの取材に対し、菅家さんは「ノーコメント」としています。 福島3区にはこのほか立憲民主党の前職・小熊慎司さん、共産党の新人・唐橋則男さんが立候補を表明しています。 ■ビラ、政見放送…「非公認」の選挙、何が変わる? 非公認となった場合、選挙戦はどう変わるのでしょうか。政党からの公認が得られない場合は、無所属で立候補する可能性が高くなります。 では、公認と無所属でどんな違いがあるのかというと、候補者個人が配布できるビラは7万枚と決められていますが、公認候補の場合は、これに政党分の4万枚が上乗せされます。 無所属候補の選挙運動はこのほか、選挙カーや選挙費用などにも制限がありまして、政見放送もありません。また、政党幹部の応援もなくなります。そして、小選挙区で落選した場合、比例復活もできなくなります。 こうしたことから、今回の自民党の決定は、選挙戦にも大きな影響を与えそうです。
テレビユー福島