今後は「恋愛モノ」へのチャレンジも視野に⁈ 漫画家・中丸雄一としての野望とは?
今年6月に念願の漫画家デビューを果たした中丸雄一さん。『月刊アフタヌーン』での短期集中連載『山田君のざわめく時間』が早くも単行本として発売されることが決まり、これまでも多方面で才能を発揮してきたアイドルの新たな一面に注目が集まっています。ボイスパーカッション、イラスト制作、動画編集、そして漫画。多忙なアイドルでありながら、次々と特技を増やせる理由とは? 漫画制作の裏話はもちろん、目標を叶えるために地道に努力を続けるコツを語ってもらいました。随所に中丸さんの実直な人柄が伝わるインタビューを前後編に分けてお届けします。 “漫画家”中丸雄一が描いた「山田君のざわめく時間」第一話を読む 後編となる今回は、フィルムカメラで撮影された写真とともにインタビューをお楽しみください!
――昨今はwithの読者にも、やりたいことを実現するために転職したりフリーランスになることを希望する人が多いですが、中丸さんは本業を続けながら漫画家デビューを果たしました。とても難易度の高いミッションだったと思いますが、どうやって周囲の人たちを説得したのでしょうか? 中丸さん(以下敬称略)「やっぱり人って、相手の本気度を見ると思うんですよ。だから自分の希望を通したいのであれば、相手の想像を超えるくらいの熱量を見せたいですね。僕も漫画の連載を始める前に社内でプレゼンをしたのですが、自分がマジであることを伝えるために10話分ぐらいのサンプルを描いて提出したんです。 それだけ準備しておけば“口だけ”じゃないことを分かってもらえるし、実際に事務所の人たちも納得してくれたし、出版社の人たちにも安心してもらうことができたと思います。とにかく自分の手で準備することが大事ですよね」 ――チャンスが巡ってきた瞬間にクオリティの高いサンプルが出せるだけの実力を磨いておくことも大切ですね。 中丸 「そうですね。動画の編集も、あらゆるプラットフォームが出てきている時代なので、『いつか必要とされるだろう』という下心があって始めたことなんですよ。 どうせなら他の人より上手くなりたいと思って頑張っていたら、たまたまコロナ禍だったこともあり、事務所内でもYouTubeに対する風向きが徐々に変わって、チャンネルを立ち上げることになったんです」