除排雪のDX化・28年度に100%を目指す 青森県・宮下宗一郎知事が道路整備に関する13の数値目標を発表「地域の希望につながる、地域振興につながる」
青森県の宮下宗一郎知事は6月29日に就任1年を迎え、今年度からAX=アオモリトランスフォーメーションを基本理念に掲げています。 【写真を見る】2日の定例会見の様子 そのAXを構成する、DX=デジタル技術の活用による変革について今後、除排雪に100%活用する数値目標を表明しました。 青森県 宮下宗一郎知事 「道路インフラは経済インフラと思っていて、供用目標や指標を提示することは、地域の希望につながる、地域振興につながる」 宮下知事は2日の定例会見で、道路整備に関する13項目の数値目標を発表しました。 このうち、県道の除排雪についてはGPS=衛星測位システムなどを使い、2022年度まで0%だったDX活用率を28年度に100%を目指すとしました。 青森県 宮下宗一郎知事 「除雪の技術の平準化、高い水準で全県で除排雪ができることにつながっていきますので、私は大いに期待しています。生産性の向上ですから、ある意味で人手不足にも対応できる環境を作っていきたい」 宮下知事は昨シーズン、青森市が除雪した市道の雪を、国や県が排雪する「スクラム除雪」を試していて、この本格運用にDXが加われば、さらなる効率化のほか、経費削減や技術向上にも繋がることが期待されます。 このほかの数値目標では、通学路の安全対策率と歩道の除雪カバー率、さらに緊急輸送道路の耐震補強率や、高規格道路の整備率などを43年度に100%を目指すとしています。
青森テレビ