出口クリスタ選手に長野県がスポーツ特別栄誉賞 五輪やパラ出場選手を表彰
長野県は、パリ五輪とパラリンピックに出場した県ゆかりのメダリストに「スポーツ特別栄誉賞」を、出場選手に「スポーツ栄誉賞」を贈り、24日に県庁で表彰式を開いた。中信勢の3選手も出席し、それぞれ喜びや目標を語った。 特別栄誉賞は2人に、栄誉賞は13人に贈られた。中信勢では、五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した出口クリスタ選手(塩尻市出身、日本生命所属、松商学園高―山梨学院大出)に特別栄誉賞が、柔道女子52キロ級に出場した出口ケリー選手(同)と、パラリンピックのブラインドフットボールに出場した平林太一選手(生坂村出身、松本山雅B.F.C.所属、松本美須々ケ丘高校3年)に栄誉賞が贈られた。 阿部守一知事から表彰状が手渡され、記念品が贈られた。 受賞者は一人ずつあいさつし、クリスタ選手は「一度は挫折しそうになったこともあるが、皆さんの応援があったからこその金メダル。これから柔道をもっと広めていけるように頑張りたい」と喜びを語った。ケリー選手は「皆さんの応援のおかげで最後まで全力で戦うことができた」、平林選手は「応援してくれた方々に勝利を届けることはできなかったが、17歳でパラリンピックを経験できたのは大きい」などと感謝の言葉を語っていた。 表彰式後の取材に、クリスタ選手は「カナダ代表としての出場だったが、たくさんの応援をいただけて本当にうれしかった。『金ゼッケン』を着けて試合に出るのが今の一番の楽しみ」などと目を輝かせていた。
市民タイムス